新世紀エヴァンゲリオン(10) (角川コミックス・エース) の感想

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参照データ

タイトル新世紀エヴァンゲリオン(10) (角川コミックス・エース)
発売日2012-09-01
製作者貞本 義行
販売元KADOKAWA / 角川書店
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

今回、レイを侵食したシトがレイにひとつになろうと語りかけてくる。
以前、エヴァ初号機もシンジとひとつになりたがっていた。

レイにしても、カヲルにしても、やはりシンジとひとつになりたいと望む。
人類補完的計画も、人類がひとつになることを望む。

エヴァンゲリオンのテーマとは、この一つになりたい心なのだろうか?

一つになりたい、とはどういうことだろうか。

同じように想い、考えることだろうか?
しかし、誰もまったく同じように感じ、考えることはできない。
違うからこそ、世界は多様性に満ち、あらゆる可能性を生み出すことができる。
違う、ということを認め、相手の存在を容認することが愛ではないのだろうか?

エヴァは、人のひとつになりたい恋心を描き続けながら、愛にたどり着くことができるかどうかを模索している作品なのかもしれない。

アニメは、一応愛にたどり着くこうとしていた。
漫画は、どんな最後を迎えるだろう。

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