とらドラ! Scene1(初回限定版) [DVD] の感想

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参照データ

タイトルとらドラ! Scene1(初回限定版) [DVD]
発売日2009-01-21
監督長井龍雪
出演釘宮理恵
販売元キングレコード
JANコード4988003991111
カテゴリ » DVD » ジャンル別 » アニメ

購入者の感想

非常に完成度の高い作品です。
原作がアニメ放送中に完結したため、
・ほぼ原作に沿った展開に出来た
・2クールという丁度良い話数で完結に十分だった
のが幸いでした。
あとはスタッフが原作をかなり忠実に再現、作画も大崩れしなかったのが良かったです。

最近のアニメとして珍しいのが「好き同士ではない」二人の恋愛を描いているという点です。
元々大河と竜児はお互いの親友であるみのりと祐作が好きなのであって、二人は好きあっていません。
それが同じ秘密を共有し、互いに協力し合い、一緒に過ごす事でお互いが大切な存在だと気づき始めます。
そうなると当初の目的が逆に足かせになってそれぞれ苦悩していきます。

「いまさら好きなんて言えない」

という後ろめたさが二人を追い込んでいくのですが、さてどうなるかというお話です。

視聴にあたり問題となるのは大河というヒロインの存在でしょう。
アニメとはいえ当初生々しい罵倒を浴びせたり、常軌を逸した振る舞いが目立つ大河を受け付けない人も多い様です。
第一話で竜児が警察を呼んでいたら話が終わっているほどです。
話が進むにつれ家庭環境やへたくそな気遣いが見えてきて許せるのですが、最初だけ見ると凶暴で尊大な能無しにしか見えません。大河を受け入れられるか、途中まで我慢出来る人は楽しめると思います。

作者が女性ということもあり、今風の女子高生らしい喋り方(男口調でグチったり、怒ったときの台詞が本当にキツイ)に感じました。

一点だけ
「怖い顔」設定の竜児はもっと悪人面にして欲しかった。
ちょっと目がキツいぐらいで十分男前です。
流石にヤクザ丸出しの顔には出来なかったということでしょうか。気になるのはその点ぐらいです。

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