いもーとらいふ (下) (電撃文庫) の感想
参照データ
タイトル | いもーとらいふ (下) (電撃文庫) |
発売日 | 2016-09-10 |
製作者 | 入間人間 |
販売元 | KADOKAWA/アスキー・メディアワークス |
JANコード | 9784048923545 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル |
購入者の感想
上下巻読んでの感想です。
下巻は妹視点がありますが全体的にあっさりした印象を受けます。
と、いうのも妹はもうずっと昔から兄が一番、で世界が固まっているからなんだなと。
妹視点を読むとふわふわした印象とは裏腹にしっかり周りを見ているということがわかりますし、自分が世の中では異端なのだと自覚している節があります(妹作の小説の描写などから)
それでもなお兄が一番大事だと当たり前のように思える強さ、そして色んな大事なもの(友達や彼女や両親)を削ぎ落としながらも妹の傍に寄り添い続けた兄の強さは、確かに愛があるからなんだと思います。
家族であるのに、純粋にお互いが好きなだけなのに一緒にいることにこんなにも代償を払わなければいけない事に憐憫の情を感じもしますが、同時にその強い絆が羨ましくも思えたり。
上巻で空っぽであることに絶望した兄を満たしたのは妹であるのは最後の一言を見れば間違いないと思うし、作者の言うように悲惨なこともたくさんあったのだろうけど最後に満足だった、と言えたなら二人はきっと幸せだったのだろう。
個人的には星五ですがやはり人は選ぶ内容だと思うので星四で。
・・・しかしなんで電撃から出したんだろう
下巻は妹視点がありますが全体的にあっさりした印象を受けます。
と、いうのも妹はもうずっと昔から兄が一番、で世界が固まっているからなんだなと。
妹視点を読むとふわふわした印象とは裏腹にしっかり周りを見ているということがわかりますし、自分が世の中では異端なのだと自覚している節があります(妹作の小説の描写などから)
それでもなお兄が一番大事だと当たり前のように思える強さ、そして色んな大事なもの(友達や彼女や両親)を削ぎ落としながらも妹の傍に寄り添い続けた兄の強さは、確かに愛があるからなんだと思います。
家族であるのに、純粋にお互いが好きなだけなのに一緒にいることにこんなにも代償を払わなければいけない事に憐憫の情を感じもしますが、同時にその強い絆が羨ましくも思えたり。
上巻で空っぽであることに絶望した兄を満たしたのは妹であるのは最後の一言を見れば間違いないと思うし、作者の言うように悲惨なこともたくさんあったのだろうけど最後に満足だった、と言えたなら二人はきっと幸せだったのだろう。
個人的には星五ですがやはり人は選ぶ内容だと思うので星四で。
・・・しかしなんで電撃から出したんだろう