アカメが斬る! 零(1) (ビッグガンガンコミックス) の感想

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参照データ

タイトルアカメが斬る! 零(1) (ビッグガンガンコミックス)
発売日2014-06-21
製作者戸流 ケイ
販売元スクウェア・エニックス
JANコード9784757543393
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

アカメたち姉妹の暗殺者としての誕生の過程が徐々に明らかにされていき、興味深いです。アカメちゃんが本編より、女の子っぽく描かれているのが印象的でした。

本編「アカメが斬る」のスピンオフとして描かれいてる本作品ですが、こちらはアカメが反乱軍にいた頃ではなく、帝国軍にいた頃の話となります。
なので、本編との対比をさせる為に、基本的にアカメ達が完全悪として書かれているような印象を受けました。

読了感についてですが。
本編は、そこに「懲悪正義」という理念ありきの行動と理解して読んでいましたので、人を殺すという行動自体にそこまで胸糞の悪さは感じていませんでした。
しかし、こちらの話は完全に正義無しの「悪」として描かれているからか、本編を読んだ後に、胸が詰まるような思いを感じました。
同じ「人を殺す」という行動でも、ここまで感じ方が違うのはある意味よく出来た対比だと思います。ですが…
ジャンプ作品(ヒーローもの)を普段読んでいる層からすると、この話はまさに真逆なので、相当キツい内容だと思います。(かくいう私も普段ジャンプ作品をよく購読しておりますので)
悪逆非道と知りつつ、何も言えない歯痒さとでもいいましょうか。
無垢な子供達が完全に利用されているだけの道具という事に対しての怒りでしょうか。
兎に角すっきりとした後味は全くありません。(あっても困りますが…)

ですが、こちらはあくまで本編のスピンオフ。
単体で見る分には、とても最後まで読み続けられる話ではないですが(精神的に)、アカメやクロメのバックヤードを知る上では欠かせない話だという事も感じ取れましたので、このような評価にさせて頂きました。

早く帝国の外道達を切り刻んでほしいものです。

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