ゴブリンスレイヤー 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) の感想

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参照データ

タイトルゴブリンスレイヤー 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)
発売日2016-09-13
製作者蝸牛くも(GA文庫/SBクリエイティブ刊)
販売元スクウェア・エニックス
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

第1話でゴブリンに新米冒険者達が屠られる場面があり、ここで各キャラそれぞれに簡単な回想ーンが入ってくるのですが、これがあることでこのシーンの残酷度が格段に増しているなど全体的に漫画としての表現力が高いです(この回想はアニメだとカットされてしまいました)。画力も高く、暴力描写も迫力があり、この手の異世界まんがの中では最高水準じゃないでしょうか。結構過激なシーンがチラホラ入ってくるので万人に勧められる作品でもないのですが、ヴァイオレンスだけを売り物にしているというわけでもなく、ゴブリンスレイヤーもダークヒーロー的で単純な勧善懲悪の話にしないのは面白いところですし、彼がマスクを被ったままお茶を飲むなどの笑いの要素や、女の子キャラとのラブコメを匂わせる描写もあるなど色々なアングルから読者を楽しませようというサービス精神旺盛なエンタメ作となっています(女の子も可愛く描けてます)。何より異世界転生漫画にありがちな強者になって弱者を見下したいという情けない優越感のようなものが存在しないのが好感持てます(本作は転生ものではないのですが)。3巻までで一旦話が畳まれる感じがあるのでここまで纏めて読んでもいいかもしれません。

好き嫌いが分かれそうな話ではある。
無慈悲だし救いがない、勧善懲悪的な気持ち良さはない、ただそこにはファンタジーなりの現実がある。
雑魚を倒して強くなるファンタジーの王道で、雑魚がそんな当たり前のように経験値になんてなってくれるわけもない。
ただの復讐、その先に目覚めてしまっただけなのかもしれないゴブリンスレイヤーのお話。
女の子が酷い目にあったり、容赦の無い話なので苦手な人はやめましょう。
個人的には胸糞感もありつつ、そこから共感になったかなぁ。

昔やってたテーブルトークを思い出しました。
工夫して、GMに判定で負けひどい目に合ったり。
こんなに殺伐とはしていませんでしたが、思い出してしまいました。

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