ナイツ&マジック(3) (ヤングガンガンコミックス) の感想

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　事故死した凄腕のプログラマーが魔法の存在する異世界の少年に生まれ変わった、
ファンタジー＋巨大ロボ兵器の冒険譚、３巻。ベヘモス討伐の功でアンブロシウス国王に
謁見が叶ったエルネスティ。「魔力転換炉（エーテルリアクタ）」の知識を引き出すために
それに見合う幻晶騎士（シルエットナイト）の建造を求められた彼だったが…。
　というわけで今回は戦闘については試作機の模擬戦ぐらい、ひたすらエルネスティが
仲間たちと共に幻晶騎士の改良を試行錯誤する話。現在のところエンジンである魔力
転換炉は固定なので、背中に魔力を食う武装（劇中では副腕にロッドを持たせていました
がいわゆるショルダーキャノンですな）を増やすと稼働時間が短くなる、ボディ強度を上げ
たり装甲（兼魔力貯蔵器）を増やせば動きが鈍くなる、工夫でそれらが折り合う共存点
をどこまで上げられるか作っては壊れてのくり返し。一見地味ですけど、ロボ好きには
十分楽しい展開。ついでにパワードスーツ（幻晶甲冑）も作っちゃう。
　そんな彼が作り上げた試作型の技術に興味を示す「敵」も動き出し、次巻は新型機が
その威力をお披露目することに…なるのかな。非常に楽しみです。
　
　Kindle版にも書籍カバー下の「試作機開発の流れ」が収録されているのはうれしい。