異能バトルは日常系のなかで4 (GA文庫) の感想

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参照データ

タイトル異能バトルは日常系のなかで4 (GA文庫)
発売日2013-12-12
製作者望 公太
販売元SBクリエイティブ
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

異能の無駄遣いでダラダラと日常だけが過ぎていく物語・第四弾。
今回は文芸部部長の完璧超人・彩弓さんがメイン

彩弓さんだけが残って一人になってしまった文芸部に新入生だった安藤たちが入部してくる
所から始まり、目覚めてしまった異能をめぐって安藤の考えを理解できない彩弓さんが
直接対決をするまでの回想と彩弓さん自身の内省、そして安藤という「自分とはまったく違う存在」
によって引き起こされた彩弓さんの変化が代わる代わる描かれる構成になっています

「完璧超人」タイプのキャラというのは正直、話の中で動かしにくいのでちょっと離れた
位置に置かれて物語の動きに直接関わらないように描かれることが多いのですが、本作においては
その完璧人間が陥りやすい落とし穴に彩弓さんをはめる事で非常にうまく「完璧超人」彩弓さんメインの
話を組み立ててあります

亡くなった祖母から言われ続けた「立派な人間になりなさい」というある種の呪縛のような
目標に縛られて「あるべき姿」を目指すあまり他人にも厳しく「そうではない、それじゃ駄目だ」と
完璧を要求し、自分自身すらも「こんなのは『あるべき姿』ではない」と否定し続けて自縄自縛に
陥っていた彩弓さん。そんな彼女がちゃらんぽらんで「厨二かっけー、俺かっけー」と能天気に
自分のありたいままの生き方を貫く安藤と衝突するのは当然の流れだったわけですが、その
「あるべき姿」に対する姿勢を逆手にとって彩弓さんの異能「ルートオブオリジン」を打ち破った
安藤の発想には舌を巻きました。そしてその勝利が彩弓さんを縛り付けていた鎖から解放する
きっかけになるとは…

そして安藤と関わる中で最初は「妙な奴だ」と呆れるだけだった彩弓さんが少しずつ変化していき、
本作の最後で見せた普段のクールな先輩キャラとは違った可愛らしい一面を見せてくれた場面では
ニヤニヤが止まりませんでした…と言いたい所でしたけど、ここでまさかの相模が登場、彩弓さんに

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