異能バトルは日常系のなかで2 (GA文庫) の感想

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参照データ

タイトル異能バトルは日常系のなかで2 (GA文庫)
発売日2013-02-14
製作者望 公太
販売元SBクリエイティブ
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

メタなネタを使い捨てにせず作品のメインテーマに仕立て上げた厨二テイストてんこ盛りのシリーズ第二弾
今回のヒロインは表紙を見て分かるように主人公・安藤の幼馴染・鳩子です
この手の「おっとり系」ヒロインは他の派手なヒロインの中に埋もれがちで個性を活かすのが
非常に難しいですし、特にこの作品の様に厨二趣味な異能物との相性は最悪だと思っていたのですが…

お話の方は前巻の終盤で文芸部を襲撃して「異能を奪う異能」を見せた生徒会長・工藤さんが文芸部の部室を訪れ
事もあろうか重度の厨二病患者・安藤に「お付き合い」を申し込む所から始まります。それも完全にデレモードで!
原因は安藤の厨二テイストな手紙だったのですが、文芸部員全員の前で告った事で女子部員たちは気が気でなくなります
そして表に出さないだけで最もショックを受けていたのは安藤と家族同然の付き合いをつづけてきた鳩子でした

今回、各章の冒頭は鳩子の一人称で安藤と鳩子の過去が語られるのですが、鳩子がどう受け止めるかも考えずに
自分の厨二趣味を語ったり、好みの漫画やラノベを押しつけてきた中学までの安藤を何故鳩子が受け入れてきたかが
少しずつ明かされます――同時に安藤に仄かな想いを抱きながら厨二趣味を理解できず安藤との関係に不安を持ち始めいく鳩子の姿も…
そして周りの女の子が厨二をきっかけに自分以上に安藤に近付いたと感じた鳩子がキレた場面には驚かされました

安藤に対してキレてしまった鳩子の悩みは前巻で謎の厨二論を語った桐生一が今回も独自の厨二論で解消されるのですが…
「厨二趣味は聞いてもらわなければ虚しいだけだが、理解されたら他人との差別化の意味がなくなる。厨二趣味には『聴き手』が必要だ」
という部分には「なるほど」と思わされました。相変わらずこの作品の厨二論は熱いw

桐生が絡む作品のメインストーリーは今回もちょっぴりしか進みませんでしたが、鳩子を拉致しようとするなど結構物騒な動きを見せ始めます
結局は事の真相も知らないままに奔走した文芸部員に解決されてしまうのですが…今回は部長の彩弓さんが頑張った!

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