僕のヒーローアカデミア 15 (ジャンプコミックスDIGITAL) の感想

アニメ派だったけれど、放送のたび続きが気になって、
ついkindleにてを出していました。
邪道ですが、ようやく改めて１巻から買いだしています。

包帯だらけで怯えてしがみついてくる、ちっちゃな女の子を見捨てるヒーロー。それ、ヒーローと言っていいのだろうか……？
「巨悪を倒すために多少の犠牲はしかたないんですよ」というのは、よくある主張です。でも少年漫画で、そしてヒーロー漫画では「見捨てる選択などない！俺が全て救う！」と道理をぶっ壊していくものでしょう。合理的なんて期待してないんです、だってヒーローなんだから。
さらに「見捨てた」事とちゃんと向き合わず、オールマイトの問題で混乱してるで流されます。そんなんでお茶濁して今後胸を張ってヒーローを自称できるのか？敵が強すぎて動けなかったとかマイナスを自覚した上で自己反省するならわかる、でも見捨てたのを「しかたない」で済ます展開は「ヒーローアカデミア」そのものの根幹が揺らいでるように感じます。

ストーリー進行で舞台が崩壊していくゲームといえば最近発売されたサイコブレイク2を思い出します
巻が進むごとに作品が崩壊していくマンガといえばヒロアカでしょうか
単行本になっていない部分も相当ひどいですが15巻の崩壊の仕方はさながらゾンビが跋扈するラクーンシティのような有様
往年の面白さはもやは陰りを見せ、その輝きは没する太陽の如し
過去が照らされてるうちに終わったほうがいいんじゃないかな
内容だけなら星二つなんですが今回は表紙が生理的にキモいので星１です

エリちゃんの話が良かった。

個性がブーストする薬物とかリアル。