Chase the world 【アバター盤】〈DVD付〉 の感想

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　別仕様の”リアル盤”ではヴォーカルのMay’nがジャケットでアクセル・ワールドの絵は外部の特典以外は一切ありませんでした。対して今盤は”アバター盤”というだけあり、ジャケットは黒雪姫の黒揚羽蝶となっいて、May’nのビジュアルが無いのも特徴です。歌手のアーティスト性をアバターであるキャラと置き換えた仕様ともいえます。DVDの映像もアクセル・ワールド関連（映像本編はノンテロップOPやノベル原作を読んでいない人にも理解しやすい世界観の紹介など約6分。）となっているので作品のファンにも嬉しい内容です。

　ちなみに”リアル盤”のDVDはMay’nとして「Chase the world」のPVが収録されており、イメージとしてのリアルな”蝶”くらいの表現でアクセル・ワールドの映像は挿入されません。そういった意味ではメーカー違いで本当に”アバター盤”と”リアル盤”を分けた意図通りな印象です。

　「Chase the world」はMay’nのヴォーカルの伸びやキレも良く、浅倉大介のデジタル音にスピードのある楽曲もアクセル・ワールドのサイバーな世界観にうってつけな曲だと思います。
　あと、曲の長さが5:20(オリジナルは3:45)に及ぶ「Chase the world >BURST LINK Re-Mix>>」は浅倉大介によるRemixとなっているので浅倉大介ファンには、リアル盤かアバター盤のどちらかというとこちらのアバター盤に注目といった感じですね。欲をいえば楽曲もよく聴きたいのでRemixも(without May’n)が欲しかったです。

　しかし、”リアル盤”にはc/wに「光」という素晴らしい曲があり、聴き方によってはハルユキや黒雪姫にもあてはまる歌詞の世界観だとも思うのでアクセル・ワールドファンの方にも是非とも聴いてみて欲しい曲でもあります。

　May’nと浅倉大介のどちらも好きな私にとっては曲の内容も良くて多く聴けるのが嬉しい反面、複数仕様が複雑な気持ちになるリリース形態で評価を一つ下げています。