人間、60歳からが一番おもしろい! : この「ぜいたく時間」の過ごし方 (知的生きかた文庫) の感想

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参照データ

タイトル人間、60歳からが一番おもしろい! : この「ぜいたく時間」の過ごし方 (知的生きかた文庫)
発売日販売日未定
製作者保坂 隆
販売元三笠書房
JANコード9784837981299
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門

購入者の感想

「老いを愉しむ習慣術」がコンサイス版とすれば、本書は「豆単」にあたる。サラリーマンが定年になり、その後の自由な時間を如何に楽しく、リスクを避けながら、第2の人生をどう生きていくか、そのエッセンスを簡単に纏めている。「豆単」だから日頃ちょくちょく再確認をする為の書だ。 60歳代半ばの第1次ベビーブーマーの多くは、私を含めて気分も体力も現役とあまり変わらない。 日がなボーッと過ごしながら1日を終えてしまうタイプの年寄り向けの記述では困る。朝開館と同時に図書館に入り浸る爺さん、スーパーのベンチで何時間もただ座っている爺さんが参考にすべき項目は多いと感ずる。金は使えなくても、彼らは考えねばいけない。     本書に書いてあることは至極全うでその通りの項目が多い。だから各項目を自問自答すると面白い。「現役時代とは別の近場の馴染みの店をつくるp.42」は良いことだ。居酒屋・蕎麦屋、喫茶店の常連になれば良い。 「退職後の友人との時間p.58」も、飲み友達を何人か決めて、私はそれぞれと月1回ペースで行っている。 「リタイア後も先輩風p.80」はご法度で、そんな輩は疎外される。 「自宅近隣での一言挨拶p.60」は重要で、挨拶が出来ない爺さんは結構いる。私は大声で先に挨拶をして気付かせる。 「海外ロングステイp.48」に慎重な書き方をしているのは良い。行って楽しいのは最初だけ、直ぐに飽き、困難に直面するはず。 「会話の割合7:3の聞き上手p.78」は当然で、話し出したら止まらない、自分の話に夢中になる輩も少なくない。 「好奇心を甦らせるp.110」とは不完全燃焼で終わったことに再挑戦することで、興味深い。 「恋心を忘れないp.120」は若さを保つには必須であり、「お洒落・清潔感p.114」に通じる。女友達をつくることだ。髭や身なりに気を使い、今日は何を着て出掛けるか、これが大事だ。     一方で、「資産はなるべく一本化p.148」とあるが、趣旨は煩雑さの回避と、死後に遺族の為だろうが、私はリスク回避の為に預け先の分散化を優先する。遺族には明細を残せばいいだけだ。もし大金を1行に集中するなら金利を捨てて「決済用預金」にすべきだ。

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