シグマフォース シリーズ8 チンギスの陵墓 上 (竹書房文庫) の感想

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きっと世界に多くのファンがいるはずのセイチャンが今回の主役です。
誠実で鉄のような強い意志と少年のような心を持つシグマのグレイトに触れることで
無慈悲な殺し屋から、可憐な女性に変貌をみせるセイチャン。
まるでティーンエイジャーのような二人のモヤモヤした恋愛関係は、あくまでサイドストーリー
だったはずなのですが、前作からはメインストーリーになりつつあります。

本作では、そのセイチャンが主人公となり、戦闘、囚われ、拷問、逃亡、運命の出会い、
使命遂行、そして女性としての幸せを手に入れます。
グレイを撃って大怪我させたりするけどね（￣ー￣；）

ところで、元彼女のレイチェルはどうしたの(･_･?)
ちょっと自分勝手なグレイとの関係は、いつの間にか遠距離を理由に恋人から友人となって
いたレイチェルは、地球規模の危機を解決するメンバーの一人としてしっかり活躍しますが、
グレイとセイチャンの関係がもはやメインストーリーとなっていますので、気の毒な境遇に
なりつつあります。レイチェルがとても可哀そうです( -_-)　ロリンズめ！(￣ヘ￣)/

ということで本作は、読者の立場ではセイチャンとグレイとレイチェルの関係の行方が
メインストーリーとなっていて、あと４日で人類滅亡という地球規模の危機の解決という
本来のメインストーリーが霞がかかったようになっています。
そのへんが★マイナス１個ね(￣ー￣;)

さあ下巻ではセイチャンとレイチェルはどうなるのか？　
鼻の穴を膨らませて期待大です！(￣ヘ￣)/