ロマの血脈(下) (竹書房文庫) の感想

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参照データ

タイトルロマの血脈(下) (竹書房文庫)
発売日販売日未定
製作者ジェームズ・ロリンズ
販売元竹書房
JANコード9784812494820
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

購入者の感想

前作では巨大なイカに巻きつかれ湖底に引きずり込まれ、もはや絶命必死となったモンク
「イカに食べられちゃったね、モンク (-_-;)」
多くのファンは悲しんだことでしょう。  でもね・・・・・( ̄ー ̄;)

ロリンズさんも意地悪で、生きてるような気配と、かすかな希望、絶望決別を、巧く演出して
ファンの心理を上手にくすぐっているのですね。 ぐぬぬ、ずるいぞ!ロリンズめ!( ̄ヘ ̄)

結局のところ本作は、モンクに始まりモンクで終わります。だから安心して読めました。

さて肝心なお話なんですが、戦時中にドイツの怪しい科学者達が、超能力を秘めたロマの
子供達を研究材料にして超人を作ろうとしていましたが、進軍するロシア軍にやっつけられて、
子供達は救出されます。そして今度はロシア人科学者たちが、引き継ぐようにロマの子供達を
研究材料にします。やがて時代は経過しロマの子供達は、同じように研究材料にされていた
天才チンパンジーとモンクとともに脱走します。で、ロシアの怖い人達に追いかけられます。
ここらへんは、サイドストーリ-なんですね、あくまで。モンクはこの子供達に助けられるんですね。
ただしその場面は回想でちょこっと出てくるだけですけどね。

メインストーリーは、やっぱりグレイの探索追求解決の冒険なんです。インドからロシアに展開して、
敵に追い回され、現地の人達に助けられ、囚われ、逃げて、再会します。
そうそう、キャットもリサもぺインターもちゃんと活躍しますから安心してくださいね。

私が好きな「セイチャン」は全然出てこないけど (-_-;)シュン

さてはて、ここまでシリーズを読み進めて振り返ってみると少々疑問がわいてくるのですね(・_・?)
それは「シグマフォースの実体、目的がいまひとつ不明確」ということ。

世界の謎・不思議、個性的な登場人物はクローズアップされているのですが、シグマフォース
と言う機関の立ち位置が朦朧としているんです。「何が目的なんだろうね(・_・?)」

ジェームズ・ロリンズ著、桑田健翻訳のアクション小説。原題は「The Last Oracle」。シグマフォースシリーズの「0 ウバールの悪魔」、「1 マギの聖骨」、「2 ナチの亡霊」、「3 ユダの覚醒」に続く5作目の作品です。

上巻に引き続いて科学的な描写よりも着々と進行する巨大な陰謀についての描写が多かったです。トラに追われたりしながら必死に奮闘するモンクのパートが冒険物語みたいで良かったです。

これまでのシリーズ作品の中では最も登場人物の死の場面が多かった気がします。二転三転するストーリーもさすがのクオリティでした。

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