戦姫絶唱シンフォギアAXZ 1【期間限定版】 [Blu-ray] の感想

シリーズのファンです。
既に５期も決定しているから繋ぎと思ったら大間違い。
相変わらず毎回怒涛の展開の連続です。
金子氏が療養のため一部展開を他の方にお願いしたとの話でしたが、その任された方も金子イズム全開です。
安心してこのシリーズのファンでい続けられることを確信しました。

とまあジョークはさておき、シリーズも4期に入りますますご盛況のシンフォギア。
自分が老いてもこういう熱さは忘れてはいけないなぁと思います。

メインキャラの活躍もそうですが、見出しのジョークの元になった
シリーズを追うごとにニンジャであることを隠そうとしない
緒川さん（翼のマネージャー）の活躍も見どころですよ。

　収録されている一話と二話は、ほぼ前後編といえる話に
なってはいるのですが、それ以上に「一度見てしまうと
最後まで見させてしまう力」にあふれた内容になって
いました。　　これに、過去作の振り返り的な要素を
付け加えて尺を伸ばせば、劇場版と言っても通用する
程の内容の濃さじゃないでしょうか。

　アクションに加え、シンフォギアの特徴である歌も、
期間限定特典であるＣＤ収録の二曲を惜しみなく使って
いるのが好印象。

　特に、「激唱インフィニティ」は３人の変則的なパート
分けがあるにもかかわらず、映像面で効果的な使い方を
されているのがうれしい所です。

全体の見所としては

・クリスとソーニャ

　バルベルデが舞台になったことでこれまで以上に
語られることになったクリスの過去と、それに関わり
のある人物の登場で、クリス自身の掘り下げが進んだ
印象です。　引き金を引くクリスの絶叫がとても悲しい。

・マリア達の戦い

　敵の強さが段違いとはいえ、響たちとは打って
変わって苦戦を強いられるマリア達ですが、それぞれ
のギアの特色を生かした戦いが見所でした。

そしてなにより、

・一話冒頭の戦闘シーン

　今までなかったシンフォギアＶＳ近代兵器という
シチュエーションのおいしさと、その期待に応えら
れる映像の面白さがもう、ストレートに面白いです
ね。

　さらに、序盤は敵の視点から始まるからか、
「シンフォギアを敵に回す事の恐ろしさ」も加味さ
れているのか、イグナイトとはまた違った凄みを感
じられる声優陣の熱演も良かった。

　一話の本当に冒頭は、未来と響の日常から始まる
のですが、そこから自然に（良い意味で）荒唐無稽
な面白さに繋がるのが、アニメならではの強みとして
生かされていると思います。

一期からずっと追いかけているアニメです。
美少女変身モノのアニメですが、内容は仮面ライダーや戦隊シリーズの様に熱い展開となっております。
内容は難解な部分もありますが、大抵検索したら出てくるものであったり公式HPに用語集があるためそちらを見ればしっかりと理解できます。
また、最近のアニメには珍しく毎期毎期「特訓」シーンが入るため、よくある「簡単にパワーアップして敵を倒す」展開がないのも魅力の一つです。

日本一過酷な現場と名高いシンフォギア。
作中でキャラクターはみな歌いながら戦います。
歌いながら、力を込める際は歌声にも力を込める……これがアフレコブースで行われているとは……！喉を痛めながら全力で声を当てて貰っているからか、見ているこちらも戦闘シーンに熱が入ります。
3期よりみんな一つずつ年を重ねているため、3期以降声を変えて演じてくださっています。(レビューにあります水樹奈々さんの声が気になるという旨は、ご本人より「高校を卒業し、自立した大人になったから声を低くしている」といった発言があります)
そのため、1期・2期から飛んで4期を見る方には違和感があるかもしれません。

シンフォギアの音楽は全てElements Gardenで作られているため、キャラクターごとの繋がりで混じり合う音や特定キャラクターを指す単語が出てきたりと音楽一つ取っても「このキャラとあのキャラはどんな関係性なのか」を感じ取れるところが素晴らしいです。

ついに4期で総曲数70曲(OP/ED/キャラソン/劇中歌)を越えたシンフォギア……2018年のライブも決まり、これから5期の放送も決まっていますので最後まで一緒に飛びたいと思います。