ゲームプログラミング入門 (日経BPパソコンベストムック) の感想

■良かった点
・いろいろなゲームの作り方の考え方が分かる(シューティング、落ち物、パズル、数学、物理など)
・広範囲に取り扱っていてトレンド
・とっつきやすい
・真似して作るというより、初心者を脱する人が「読む物」

■悪かった点
・表紙詐欺(初心者が勘違いしやすい)
・最終的に動かない(要ダウンロード)
・説明不足&不親切

例えばPS VITAのゲーム作成はかなりはしょられていて、
サンプルコードを見ながらでないとステップを進むことすらできません。
また、「最終的なプログラムをダウンロードしてください」と最後に書いてあるように
動くところまでいきませんｗ(UIを作成するツールの部分がほっとんど省略されている)
動かすには色々とやりくりする必要があります。
作るよりこうやって作るんだーと流し読むのが正解です。

iPhoneとAndroidアプリも結局はPhoneGapを使います。
ということは、この本はほとんどHTML5+JavaScriptでできています。
1章後半と2章でHTML5+JavaScriptをがりがりやって、PhoneGapやりましょうということです。
また、iアプリの書き出しは絶対にMac環境(Xcode)が必要です。
これからiアプリを作ろうと思った方はこの本買うならマイナビ辺りのPhoneGap本を購入したほうがいいかと思われます。

DSiはプチコンです。
掲載するスペースがないので最後はQRコードで読み取ってくださいと書いてあります。ひどい。
開発環境もよく分からないのでこれは期待しないほうがいいかもです。

Processingは開発環境の整えやすさから掲載されているんでしょうね。
コードが短くて済むので面白かったです。

■結論
いい本だとは思うのですが、
全体的にページ数の関係で省略の断りもなしにがつがつ省略されており、
本だけを見ての勉強には不向きな為、☆2とさせて頂きます。