ヴォイス の感想

ジャズはあまり聴かないのですが、上原さんの演奏スタイルがとても好きで、こちらの作品も聞かせて頂きました。
プログレッシヴロックが元々好きなので、作品を聞いた時、｢おやっ、プログレ+ジャズ？｣という感動と驚きを覚えました。
上原さんの聞かれる音楽ジャンルの広さを垣間見ることができます。
また楽曲の良さはもちろんのこと、メンバーとの息のあった演奏も筆舌に尽くしがたいものがあります。
クラシックの曲や｢Haze｣のような音色の違う曲もあり、一枚を通して聞いて、飽きのこない作品です。

自分はジャズとかこっちの世界には入ったばかりの素人ですが、未だレビューが書かれないので書きました。素人の意見だということを前提にお読み下さい。

まず音の鮮明さが違う。
SHM盤のMOVEと交互に聴いても、プラチナ版のこちらの方が音がよりくっきりと、鮮やかに聴こえる。
昔は少し退屈な印象を持っていたVOICEだったが、そのイメージは完璧に払拭された。
ドラムはそれぞれの音がひとつひとつくっきり分かれて聴こえて来るし、ベースの音の響きも気持ち良い。ピアノの力強さも最高！
何よりこれだけ力の入った音が収められているのに、音が全く破綻しないというか、無理なく聴ける。
非常に良い音だと思った。