「劇場版 艦これ」Blu-ray通常仕様 の感想

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参照データ

タイトル「劇場版 艦これ」Blu-ray通常仕様
発売日2017-08-30
監督草川啓造
出演上坂すみれ
販売元KADOKAWA / 角川書店
JANコード4988111907622
カテゴリ » DVD » ジャンル別 » アニメ

購入者の感想

この物語の中心軸は睦月と如月であり、吹雪は主人公としての存在意義は全くありません。
ただ、特別扱いされるチートキャラです。
このアニメの原作たるゲームはそもそも そういったバランスブレイカー的な要素が少なく、地道な育成、艦隊編成、装備の選択等(あと運も…)によって勝利を掴むものだと思います。
吹雪が決めるにしても、連合艦隊同士の激戦の末に敵ボスにカットイン、なら良いのですが…。
この話なら、睦月を主人公にした方が物語として纏まりも良く、二人をもっと掘り下げて描写出来たのではないでしょうか?
もしくは、サボ島沖海戦を軸に吹雪が如月ポジション的な役を演じ 苦悩しながら戦い、加賀や金剛等の助力を得て艦娘として再起するならストーリーにも一貫性があるのではないかな~?なんて思いながら視聴してました。
どのキャラにも感情移入出来ないので、ストーリーも薄っぺらい様な気がします。
個人的には、今回のテーマなら加賀さんの過去を描いた外伝的な物語として見てみたいですね(この作風ならノーサンキュー)。
第一次ソロモン海戦をモチーフにした序盤の夜戦シーンは中々良いです。

ヨドバシにて通常版BDを購入。

TVシリーズは苦笑しながらも半ばツッコミ目的で見ていました。
まさかまさかの劇場化ということで、いっそZ級を期待して劇場へ。
きっと見せたいところがバラバラでグッダグダなんだろうなあと思っていたら、不覚にも悪くはなかったので、却って困惑したのを覚えています。

とはいえシナリオはやや電波気味で、まるでちょっとシリアス好きを拗らせてしまった同人作品を観ているよう。ですが、少なくとも一本の作品として起承転結はしっかりしています。TVシリーズのように流れの途中に違和感のありすぎるイベントが射し込まれることがなかったのも○。部分部分だけを切り取ると良かったのに、全体を見ると台無しだったのに比べれば、段違い。
しかしTVシリーズの正当な続編に当たりますし、「艦娘」という世界観設定が人を選ぶのは相変わらず。
なまじっかシリアスよりなシーンが多いのも、大味さを悪目立ちさせてしまっている気もします。軍艦を擬人化するというコンセプト自体は良いのに・・・

元々高評価だったキャラデザは、安定した作画で描かれるようになり、アクションシーンも派手。
サウンド面は豪華になっており、BGMは高品質ですし、特に戦闘シーンにおける5.1CHサラウンドはかなりの迫力。DTS headphoneXが収録されているのも、嬉しい方が多いのでは。

ただ、アクションモノとしてはダレ場が長く、暗い展開が続きます。
キャラクターの設定についてもゲームだけでなくTVシリーズの前知識を必要としますし、そのTVシリーズがちょっと擁護しにくい出来だったのもあり、やはりオススメはしにくいです。

下の下からようやく下の上、贔屓目に見て中の下くらいにはなったかなあという感じ。
キャラデザや妖精さんの可愛さ等の、光る物はあるんですけどね・・・勿体ない・・・
ここまで培った技術自体が無くなる訳ではないので、今後もし新たに一から作り直すことがあれば期待したいところ。

ゲームもコミックも見たことありません。何かと酷評のあるTVアニメでしたが「女の子が武装しとる、海の上滑っとる!?面白いのか??」、ところが回を追うごとにその世界観に引き込まれたものでした。

吹雪主役のTVアニメの続きっぽいと言う事でワクワクでしたが、結果から言えば私には微妙に映りました。画、サウンド共にさすが劇場版、大したものです。しかし、評判の高い夜戦シーンよりその前のシーンで「んっ?」そしてその後の異変で「確定か?」。ストーリー推測推理に長けていない私なのですがその先が透けて見えてしまったのは残念。「ああ、やっぱりそうなりましたか、、」

問題はストーリーですかね?気張りすぎちゃったら単調ありふれになっちゃたって感じがしました。吹雪ルートを完結させたかったのかな?とも感じました。TV版と違い、最初から最後までクライマックスって感じで緩急がなく単調に見えたのかもしれません。しかしまだ他の艦これ媒体見ていないのでお勉強したのち、また観返すことでまた違った感想が持てるかもです。

ちなみに通常版と言うだけあって、ディスク一枚に宣伝のちっこい紙が2枚のみ、、、徹底してますね。

ややネタバレがありますのでご注意を。

手放しで褒めるほどではありませんが今後の期待を込めて☆4です。
テレビ版のひどさは皆さんのおっしゃるとおりですが戦闘シーンなどはだいぶ良くなりました。
よく「海面のような平坦な場所ではアクションシーンは単調になる」などと言われたりしましたが
今作ではそのあたりをうまく演出できていると思います。
これなら次も(あれば)観たいと思いました。

今ひとつなところは根本的な話ですが世界観が狭いこと。
この世界に艦娘以外の人類がいるのか未だにはっきりしていません。
今のところ艦娘と深海棲艦のみしか存在しない世界にみえます。
だとすると話の展開として非常に狭いものに感じました。

個人的にはベタな展開といえども人類を守るための特殊能力者としての艦娘、という位置づけのほうがよかったですね。
他作品にそういうものはたくさんありますが、王道は面白いからこそ多いのだと思いますし、
普通の人間と共闘したり助けたりするシーンがあったほうがより感情移入もしやすいのではないかと思います。

個人的によかったのは妖精さんの活躍ぶりがきちんと描かれるようになったところです。
そう、妖精さんはこうでなくては。
テレビ版の妖精は謎のどや顔アップのみで全く活躍しているところは具体的に描写されていませんでしたが
映画版ではしっかりと艦娘のために仕事をし、コミュニケーションをとっている描写もあります。
このあたりの描写がよかったので☆1つプラスな感じです。

あとこれは要望ですが劇中のBGMはゲームのアレンジを入れて欲しかったですね。
聞き慣れた曲が流れると「ああ、これは艦これだ!」って思えるわけですよ。
ルパン三世の実写版でもおなじみのBGMが流れないだけで全くルパン感がなくなっていました。
なので、もし次回があればぜひ。

内容については、艦娘と深海棲艦の核心に迫る内容で、所々制作側の艦これ愛を感じる箇所があったので嬉しかったです。特にED後のシーンが好きで、如月ちゃんと睦月ちゃんの満面の笑みが見れてよかったです。この映画を見て、吹雪の声優さんが上坂すみれさんでよかったと改めて思いました。

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