遺伝子が解く!その愛は、損か、得か (文春文庫) の感想

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参照データ

タイトル遺伝子が解く!その愛は、損か、得か (文春文庫)
発売日2010-08-04
製作者竹内 久美子
販売元文藝春秋
JANコード9784167270155
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー » 遺伝子・分子生物学

購入者の感想

週刊文春連載からの文庫化第六弾です。
この本で「ズバリ、答えましょう」は最終回を迎えました。
次作からは「ドコバラ!」として連載したものになります。

単行本「千鶴子には見えていた!透視は、あっても不思議はない」を改題して文庫した一冊です。

全体を通して、生物の異性との関わりについての質問に答える内容が多いので、妥当なタイトルの変更だと思います。
ただし、ちょっと残念にも感じました。

それは、単行本の時のタイトルが、著者のスタンスを良く表現していたと思うからです。
「動物行動学を易しく紹介しよう。」
ひいては
「科学技術を平易に解説しましょう。」
が、僕が理解するところの竹内久美子のスタンスであり、僕が好んで読んでいる理由でもあります。

本書第三章の4問目「透視は、あっても不思議はない」の内容を紹介したタイトルでした。

もちろん、このタイトルは誤解を生む危険があると思います。
「この本は、透視能力が実在すると主張するトンデモ本か?」
と。

もちろん本書はトンデモ科学の主張ではありません。
「せっかく科学者が検証していた内容なのに、マスコミのバッシングを政治的に判断して、検証を出来なくしてしまって残念だ。」
と言う内容です。

僕は、この章を読んで、サイエンス・リテラシーの身に付け方を学びました。

新聞やマスコミを賑わす科学的な分野の話題は、得てして充分な検証を待つ余裕を持たず、結論を急ぎがちです。
例えば、著者の初期作品「小さな悪魔の背中の窪み」新潮文庫1999/02/01で取り上げた血液型と性格の相関が良い例だと思います。
今では、ある程度の相関関係が説明できるようになっています。
血液型を決める遺伝子に近い遺伝子座にある、性格に影響を与える遺伝子が相関関係に与していると理解されていると思います。

また、単に遺伝子座が近いだけなので、
交叉により、相関関係が崩れることが頻繁にあり、

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