決定盤「らんま1/2」アニメ主題歌＆キャラソン大全集 の感想

ベテラン声優勢が、まだ若かりし時代の名作アニメの主題歌。現在も古臭さを感じないのは、高橋留美子先生の描かれる原作の持つパワーと、それを仕上げたスタッフ、時代背景が作り上げた、とにかくよく動くキャラクター達の魅力からくるものだと思われる。

個人的に『リトル☆デイト』のribbonの歌唱、OP映像込みで、好きでたまらない。
『じゃじゃ馬にさせないで』も世界観がよく表現されていて長い髪の彼女も、とにかく可愛らしい。
らんまらんまで～♪に中毒になったら、必須になるCD。

改めて声優って凄いと思わせる一枚も魅力的。特に彼女の歌は(ある意味)破壊力抜群、本当に素敵。

1枚目はTVシリーズのOPとEDの全曲、映画1作目・2作目の主題歌を収録しています。
2枚目はキャラソングとなっており、
アルバム歌合戦から4曲、歌暦から全12曲、声優ユニットDoCoの曲から2曲となっています。

決定版、大全集と銘打ってはいますが、
実はOVAのOP・EDのほとんどが未収録、それに映画3作目のOP・EDも未収録です。
特にOVA1期のOP「恋だ!パニック」(歌：YAWMIN=後にエヴァ曲で有名となる高橋洋子氏の別名義)は、
歌とアニメーションが相まった印象に残る名曲であったため、今回の収録に期待していましたが実現しませんでした。

もちろん収録曲だけでも十分に聴き応えのある名曲揃いです。
しかし3枚組だったら今回未収録となっているOP・EDの曲も網羅できたのだろうな、と
よりコアなファンからは少し残念な気持ちになる、そんなアルバムとなっております。