THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST [Analog] の感想

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17年5月21日発売、ほぼ一発録りだったそうですが、
13年のFAN’S BESTを再録したアルバム。
新曲のロザーナの早期購入特典はCDのみで
LPは18年5月までロザーナ以外の曲のMP3ダウンロード券付。
定価3800円＋TAX

若いころのギラギラ感や勢いが良かったのは事実でしょうが、
買ったのは再録で、今の音が聞きたかったので。

全体としては、なかなかおもしろかったです。
50歳を過ぎたバンドなのに、
インディーズのWELCOME TO MY DOGHOUSEが良かったり。
SPARKにまだ勢いがあったり。
オリジナルとはまた違った印象のプライマル。や
せつなさを増した追憶のマーメイド、
SUCK OF LIFEに妙な凄みやSO YOUNGに『青さ』を感じたり。

若い時のタカをくくったようなところはなくなり、
時間を重ねて演奏は上手く丁寧に歌っているのに、
『青さ』、若さと時間を重ねた両方の良さがあって。

おもちゃみたいなプレイヤーで聞いているので、
音質は言えませんが、吐き出した息の音やシンバルの余韻とか
繊細な音はLPの方がいいかもしれません。

一曲目の悲しきASIAN BOYの終わりの歌い方に最初は戸惑い、
星は悩みましたが、その時はそう歌いたかったのかもしれませんね。
何度か聞いているうちに慣れて、天国旅行なんかも、
これはこれでいいかなと、思うようになって。

個人的に好きなのは花吹雪やパール、
聞きやすいのは太陽が燃えているや楽園、BURN
聞きごたえがあるのは真珠色の革命時代ですが、
時間を重ねた、今だからこその良さが一番出ていたのは
JAMとバラ色の日々かな。

ちなみに、LPの歌詞カード、
シンプルですがすっきり見やすく、良かったです。