OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO ED 60mm F2.8 Macro の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

フォーカスはかなり遅い迷う。がマニュアルでピントをあわせることになるので無問題であろう。
1枚目はf16まで絞った。納得の描写。二枚目はf5.6柔らかなぼけ具合い。
マクロレンズ初購入なのだが、いつもは素通りしていた場面でもじっくりとカメラを構える機会が増えそうな予感。いい買い物でした。

レンズ径が46mmで想像以上に細長く、見た目は少し頼りなさげ。
OM-DやPENに装着した時のバランスは決して良いとは言えません。
近接撮影でも、AFが迷うことがしばしばあります（売り物のフォーカスリミットを使った場合でも）。

でも、そんなことが些細に思えるくらい、いい写りをします。
明るいレンズで、きれいにボケます。
開放から一段絞った時にできる丸ボケのきれいなこと！
ピンが合った部分の写りのシャープなこと！
この辺りの写りについては「百聞は一見にしかず」です。情緒的な表現を並べるよりもサンプルを見るのが一番ですので、いろんなサイトの実写投稿で確認してください。

同じくリーズナブルな価格で評判のいいM.ZUIKO　45mm　F1.8で背景をぼかす撮影の楽しさに目覚めた方、
次に手にするべきはこのレンズだと思いますよ。
マクロ撮影の楽しさを教えてくれます。
被写体にめいっぱいまで寄ってみる。シャッターを切る。その画像をPCのモニターで見る−−。
すると、今まで見えていなかったものがたくさん見えてきます。「発見」と言ってもいいかもしれません。
私自身、ハイアマチュアの方々が「マクロ」「マクロ」とこだわっていた理由がさっぱり分かりませんでしたが、
このレンズを使ってみて、皆さんがハマる理由がよく分かりました。

数日使ってみてやはり便利だと感じたのが防塵防滴であること。
小雨の天候で花の撮影をすることがよくあります。花びらに水滴が乗っているのはきれいですから。
そんな時、濡れることを気にしないでいいのは助かります。
（ボディが防滴でないと意味がありませんが）。

フォーカスリングのトルク感も必要十分な感じです。親指と人差し指の先で、微妙な調節ができます。
何よりリングの幅が広いので操作しやすいです。

神レンズと言われるフォーサーズの50mmマクロ以上の写りだとの触れ込みでしたが、
その前評判の高さを裏切らない描写性能と扱いやすさだと感じました。