できるPhotoshop Elements 12 Windows 8.1/7/Vista/XP&Mac OS X対応 (できるシリーズ) の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

できるシリーズは入門書の定番で、以前、Excel2003など、Office2003関連も購入したことがあります。とにかく平易に書かれており、書籍の行きつかんとしているゴールに到達しやすいという意味では良書で、入門書としては、まさにベストセラーになるのもうなづけます。
本書も、ダウンロードしたサンプル画面を、テーマごとに提供し、そのテーマのゴールまでガイドし完結させるという意味では、非常に分かりやすく、進めやすい書籍です。
ただ、いかんせん、テーマが限られすぎています。機能説明も、最後はQ&Aという形でお茶を濁してしまっています。この書籍を理解しても、Photoshop Elements 12を扱い始めたときに、つまづいた場合あるいはさまざまなElementsの機能を実現したいとき、この書籍だけではどうにもならないでしょう。内容の濃さ、どこまで掘り下げるか、これらは、もちろん、企画段階でこのレベルで終わろうというプランのもとにまとめられているとは思いますが、ちょっと、物足りなさを感じました。

私はフォトショップ初心者なので何をどうすればよいのか全く分からなかったのですが、この本のお蔭である程度使えるようになりました。

巻頭の目次より先に画像付きで何が出来るか（何をしたいのか）が記載されているので、目次の文字で探すより簡単に使いたい機能の操作方法を視覚的に探し出すことが出来ました。

但し、この本を熟読してもソフトが持っている機能の５０％位しか使いきれないと思います。

残念だったのが文字や矢印などの入れ方が記載されていなかった点と、いっぱい並んでいる各ツールの使い方や、それで何が出来るのかなど、一覧形式で説明等の記載されていなかったので　☆　-１　です。
（未だに何するツールのボタン（？）なのか分からないので使えないツールもあります）

当然ですが、使って・悩んで・いじって、機能の新発見・覚えるしかないってことですね。