童話絵本 宮沢賢治 やまなし (創作児童読物) の感想
参照データ
タイトル | 童話絵本 宮沢賢治 やまなし (創作児童読物) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 宮沢 賢治 |
販売元 | 小学館 |
JANコード | 9784092897427 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 絵本・児童書 » 絵本 |
購入者の感想
宮沢賢治は嫌いではないが、ファンというほどでもない私。この本の紹介記事を見て手に取ってみた。
「やまなし」 ひらがななので、山梨?山なし?山の梨? すら分からずページを開くと、「小さな谷川の底を写した二枚の青い幻燈です」と書いてあって、1枚の半月過ぎの月のある夜更けと思われる絵がのっている。「?」二枚とあるのに、一枚しかない絵。
拍子をみると、満月の絵。この表紙と合わせて二枚の幻燈の絵なのかな???
まず、1ページ目で疑問符で止まってしまった。宮沢賢治の話が、ちょっと幻想的だったり不思議さを含んでいるのはいつものことだが、これはオカシイ。
読み進むと、「光の網」という言い方が出て来て、本の中の絵と相まって、水底にいる時の「光の網」と言われる光景が目に浮かんで、ゆったりと話の中に入り込めた。
でも、結局最初私を立ち止まらせて「二枚の幻燈の絵」のもう一枚がどれなのかが分からないママだ。
「私の幻燈はこれでおしまいであります」とあるけれど、このページの満月の絵が二枚目?
すると、表紙の満月のはやまなしが1つ浮いているから想像の絵?二、十二月としてすぐに出てきた満月の他の2つと似ている絵もやまなしが描いてないから別の絵? これは、絵の作者の問題なのかもしれないが、何とも気持ちがすっきりしなかった。
絵はきれいだし悪くはないが、なんともおさまりが悪い本と思えたが、絵本の最後まで読むと、植草学園大学の野口芳宏名誉教授の解説がついていた。そこに、「『やまなし』は(他の宮沢賢治の本)とは、いささか異なっている作品」「多くの教師が戸惑った」「難解」と書いてあったので、ひと安心。
他の本のように結末が納得ある構成でないけれど、そこに読み取れることの解説がある中で、読後のすっきりしない気分が収まった。
たぶん、この解説がなければ、この本はオススメではなかったかもしれない。 解説を含めて宮沢賢治の世界を楽しめてよかった。
余談だが、解説にこの話がよく分からないままに、いつでもどこでも誰かが話題にして、広く遍くしられたと書かれていた。
「やまなし」 ひらがななので、山梨?山なし?山の梨? すら分からずページを開くと、「小さな谷川の底を写した二枚の青い幻燈です」と書いてあって、1枚の半月過ぎの月のある夜更けと思われる絵がのっている。「?」二枚とあるのに、一枚しかない絵。
拍子をみると、満月の絵。この表紙と合わせて二枚の幻燈の絵なのかな???
まず、1ページ目で疑問符で止まってしまった。宮沢賢治の話が、ちょっと幻想的だったり不思議さを含んでいるのはいつものことだが、これはオカシイ。
読み進むと、「光の網」という言い方が出て来て、本の中の絵と相まって、水底にいる時の「光の網」と言われる光景が目に浮かんで、ゆったりと話の中に入り込めた。
でも、結局最初私を立ち止まらせて「二枚の幻燈の絵」のもう一枚がどれなのかが分からないママだ。
「私の幻燈はこれでおしまいであります」とあるけれど、このページの満月の絵が二枚目?
すると、表紙の満月のはやまなしが1つ浮いているから想像の絵?二、十二月としてすぐに出てきた満月の他の2つと似ている絵もやまなしが描いてないから別の絵? これは、絵の作者の問題なのかもしれないが、何とも気持ちがすっきりしなかった。
絵はきれいだし悪くはないが、なんともおさまりが悪い本と思えたが、絵本の最後まで読むと、植草学園大学の野口芳宏名誉教授の解説がついていた。そこに、「『やまなし』は(他の宮沢賢治の本)とは、いささか異なっている作品」「多くの教師が戸惑った」「難解」と書いてあったので、ひと安心。
他の本のように結末が納得ある構成でないけれど、そこに読み取れることの解説がある中で、読後のすっきりしない気分が収まった。
たぶん、この解説がなければ、この本はオススメではなかったかもしれない。 解説を含めて宮沢賢治の世界を楽しめてよかった。
余談だが、解説にこの話がよく分からないままに、いつでもどこでも誰かが話題にして、広く遍くしられたと書かれていた。