ちいさなワオキツネザルのおはなし (児童書) の感想

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参照データ

タイトルちいさなワオキツネザルのおはなし (児童書)
発売日販売日未定
製作者オフィーリア レッドパス
販売元徳間書店
JANコード9784198638856
カテゴリ文学・評論 » 評論・文学研究 » 外国文学研究 » 英米文学

購入者の感想

船の狭い檻に入れられ、ワオキツネザルが着いたのは遠く寒い北の町。
脱走して見つけたのは暖かそうで居心地の良さそうな家。
人間に恐怖心を抱いたからか、家族に見つからないように夜中にこっそり蘭の花や食料を食べるけれど、パパとママは娘のララのせいにしてしまいます。
そんな顛末は知らないはずなのに、部屋でひとり泣くララをそっとなぐさめるワオキツネザル。
ある時、ワオキツネザルの存在を見つけた両親は素直に娘に謝り、ワオキツネザルは家族の一員になります。
絵本は初めてという作者の描く絵に引き込まれる。線画が美しく、自身が飼っているというワオキツネザルの体中の表情、特に長くしなやかな尻尾が魅力的。
ワオキツネザルの隠れ家と、隠れ場所に蓋をする時の秘密が最後に明かされるのですが、思わず頬がゆるみます。

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