沖縄シュガーローフの戦い―米海兵隊地獄の7日間 (光人社NF文庫) の感想

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参照データ

タイトル沖縄シュガーローフの戦い―米海兵隊地獄の7日間 (光人社NF文庫)
発売日販売日未定
製作者ジェームス・H. ハラス
販売元光人社
JANコード9784769826538
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

第二次大戦において物量差を前に日本軍が様々な工夫で敢闘した戦記を読み集めており、著者の別の書「ペリリュー島戦記―珊瑚礁の小島で海兵隊員が見た真実の恐怖 (光人社NF文庫)」がとてもよかったので、同著者のベストセラーというこの書を読んでみました。

シュガーローフ(安里高知)の戦いは日本の戦記では沖縄戦の激戦の一つといったニュアンスで紹介されていますが、米軍の戦記では太平洋の戦場で「どの場所における戦闘より苦戦」し、「1平方フィートあたりの死傷者が最も多」い激戦とされたりしている様で、その思い入れがありありと伝わってくる様に多くの証言が集められ、時系列にそって戦闘の様子が詳細に記録されています。丘にどの様に進撃して、高知の上でどの様に攻撃し、攻撃され、恐怖と共に丘の上で夜を過ごし、戦友の戦傷を垣間見、退避したか、その際の心理など、複数個人の体験が多くつづられています。

複数の反射面陣地からなる十字砲火攻撃、米軍が高知にたどり着くまで隠蔽して米軍を驚かせ、混乱させる様などは、日本軍渾身の歩兵陣地戦の傑作とも言える戦いで、(もちろん戦争は起ってはならなかった事、繰り返してはならない事ですが、)米軍側がここまで詳細な戦記を残している事は、ある種日本兵の敢闘ぶりを認めているという事と感慨深く思いました。

この書は主に米軍側の体験が記録されており、日本兵の動きは隠蔽陣地に巧みに潜んでいたために限られますが、別途インターネットで公開されている日本側の戦記や「シュガーローフの戦い

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