ベスト・ライヴ 1987-1991 [DVD] の感想

他の方のレビューの通り、画像の酷さは覚悟しておりましたが、コレはそれ以外にもカメラワークも悪く、ギターソロの途中で背中を映したり、他メンバーを映したりと視聴者をまったく無視した内容です。(ソロ部はギタリストの見せ場なのだからきちんと見せてくれー。VITO BRATTAのギタープレイ見たさに購入したのに。)　

9曲目の“WAIT”が終わった後のMCなぞも途中でブツ切りされており、編集に関しても「やっつけ仕事」です。音質も高音だけが無意味に引き上げられており、またRITZ公演と日本公演とで音量の出力レベルが異なります。ご丁寧にもその曲順が交互になっているため、面倒くさいことに1曲ごとに音量を上げたり下げたり調整が必要です。

画質・カメラワーク・編集・音質・音量と五拍子揃った、これだけ酷い品も中々あるまい。このような内容でよくぞ国内盤も出せたものだと思います。しかしWHITE LIONの映像に関しては今のところコレに頼らざるをえないのが痛いところです。

「良いものを作ろう」という意図の感じられない品ですのでとても薦められるものではありません。金の匂いに敏感な人間より、少しでも音楽好きの人間が制作していればと思いました。