猫のうた ~「猫」に関わる10と3つの小品~ の感想
参照データ
タイトル | 猫のうた ~「猫」に関わる10と3つの小品~ |
発売日 | 2009-04-24 |
アーティスト | オムニバス(クラシック) |
販売元 | マイスター・ミュージック |
JANコード | 4944099702710 |
Disc 1 : | 猫のフーガ 黒猫のタンゴ 猫 ペルシャン・ブルー 猫 ピューマ 猫 シャム 猫 山猫 猫 ペルシャ猫 猫のうた サティの『シャ・ノワール(黒猫 Chat noir)』時代の音楽より ジュ・トゥ・ヴ サティの『シャ・ノワール(黒猫 Chat noir)』時代の音楽より やさしく サティの『シャ・ノワール(黒猫 Chat noir)』時代の音楽より 金の粉 華麗なるワルツ 作品34-3 - 猫のワルツ 猫ふんじゃった(ノミのワルツ) |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » 室内楽・器楽曲 |
購入者の感想
楽器店の店頭で見かけて知りました。
いまや、動画サイトを開けば、世界中の有名無名の音楽好きによって、合法違法さまざまな音源がアップロードされ公開されている時代ですが、そんな時代でも、企画がよければパッケージCDとして十分魅力的になる、という好例だと思います。
まず、パッケージのデザインがちょっとしたアートを感じさせること。
そして、コンセプトと選曲。猫つながりで曲をあつめよう、というありそうでなかった(ねこふんじゃった関連ではピアニスターHIROSHIこと吉田洋さんや小原孝さんらも面白い企画を色々やってますが)アルバム。そして、こんなに素敵な曲が集まるとは。D. スカルラッティの猫のフーガ、だの、M.ベルトミューのフルート四重奏のための組曲だの、音高生音大生など、それぐらいのクラシック好きであれば知っているかもしれませんが、平均的な世間一般の人がすぐに思い浮かぶ曲ではないでしょう。
そして、さらに、もう一ひねり、練られたアレンジ。原曲通りの曲もありますが、全てをそのまま出すわけではなく、いくつかは楽器編成を変えたアレンジになっています。F. ショパンのワルツは本来ピアノ曲だけれども、ここではチェロとピアノによる室内楽的アレンジになっている。これだけでもこのアルバムに個性が出てきます。「猫ふんじゃった」もドイツ版で、良くも悪くも日本で親しまれている曲とはちょっと違います。このアレンジに感化されて、というか、真似して、というかはともかく、似たようなアレンジで演奏する人もいるかもしれませんし、もう動画サイトあたりには存在するかもしれませんが、仮にそうであっても、このアルバムの魅力には変わらないでしょう。
なお、全曲インストゥルメンタルです。木幡一誠氏のプログラム・ノートによれば、黒猫のタンゴは1969年のイタリアの童謡コンテスト入賞曲で日本でも日本語歌詞になった歌が大ヒットしたそうですが(私は当時まだ生まれていないので知りません)、ここではチェロ四重奏版で演奏され、E.サティの「猫のうた」も、歌曲集の中の一曲ということですが、ここでは、歌のパートをチェロに置き換えた版で演奏されます。ここでの室内楽版も魅力的ですが、オリジナルの歌ものも聴いてみたいと思いました。
いまや、動画サイトを開けば、世界中の有名無名の音楽好きによって、合法違法さまざまな音源がアップロードされ公開されている時代ですが、そんな時代でも、企画がよければパッケージCDとして十分魅力的になる、という好例だと思います。
まず、パッケージのデザインがちょっとしたアートを感じさせること。
そして、コンセプトと選曲。猫つながりで曲をあつめよう、というありそうでなかった(ねこふんじゃった関連ではピアニスターHIROSHIこと吉田洋さんや小原孝さんらも面白い企画を色々やってますが)アルバム。そして、こんなに素敵な曲が集まるとは。D. スカルラッティの猫のフーガ、だの、M.ベルトミューのフルート四重奏のための組曲だの、音高生音大生など、それぐらいのクラシック好きであれば知っているかもしれませんが、平均的な世間一般の人がすぐに思い浮かぶ曲ではないでしょう。
そして、さらに、もう一ひねり、練られたアレンジ。原曲通りの曲もありますが、全てをそのまま出すわけではなく、いくつかは楽器編成を変えたアレンジになっています。F. ショパンのワルツは本来ピアノ曲だけれども、ここではチェロとピアノによる室内楽的アレンジになっている。これだけでもこのアルバムに個性が出てきます。「猫ふんじゃった」もドイツ版で、良くも悪くも日本で親しまれている曲とはちょっと違います。このアレンジに感化されて、というか、真似して、というかはともかく、似たようなアレンジで演奏する人もいるかもしれませんし、もう動画サイトあたりには存在するかもしれませんが、仮にそうであっても、このアルバムの魅力には変わらないでしょう。
なお、全曲インストゥルメンタルです。木幡一誠氏のプログラム・ノートによれば、黒猫のタンゴは1969年のイタリアの童謡コンテスト入賞曲で日本でも日本語歌詞になった歌が大ヒットしたそうですが(私は当時まだ生まれていないので知りません)、ここではチェロ四重奏版で演奏され、E.サティの「猫のうた」も、歌曲集の中の一曲ということですが、ここでは、歌のパートをチェロに置き換えた版で演奏されます。ここでの室内楽版も魅力的ですが、オリジナルの歌ものも聴いてみたいと思いました。