ハクビシン・アライグマ―おもしろ生態とかしこい防ぎ方 の感想

ハクビシン、狸は夕方ちょろちょろ車の前を横切るので、結構いることはわかっていますが、トウモロコシの被害から、どの害獣が判断する項目を読んで、

こりゃ、アライグマも下手すりゃいるぞ

と顔が引きつっています。
高速インターの設置とETC1000円で害獣まいてるやついたんじゃないだろうなぁ。
冗談じゃないよ。

で、ハクビシン、アライグマ対策。
電気柵「白落くん」が効果的で、かつ、電気代の試算まで載っているのがいいです。
単一電池６個で昼夜連続使用で１．５か月、夜のみだと３か月。
通電線の位置は、地上５センチ（うちのかーちゃんとか隣のばーちゃんひっかかって転びそう）
ネットを結束バンドで固定する方法から、ハウス用直管パイプの組みかたまで、とーても親切に書いてあります。中古ハウスのどうしようもないのをもらってくれば、楽勝でつくれるし、ダンポールを組み合わせてえ「猿落くん」改良型「白落くん」にすれば、ハクビシン、アライグマ、サルと、防げるうえ、低価格で設置できるように資材を考えているため家庭菜園でもできる、とのこと。

とっても親切でいいんだけどさ、
なんで無責任な飼い主のペットの後始末を何故別の地域住民が自腹でしなければならないのか？
というこの不条理感の根本を解決する方法を設けなければ、
アライグマやハクビシン以外の「新しい」害獣ができるだけだと思う。

蛇足：
「猿落くん」は、
山の畑をサルから守る―おもしろ生態とかしこい防ぎ方
井上 雅央著
と合わせて読んでいただくと、面白さ倍増です。