統計思考入門 ― プロの分析スキルで「ひらめき」をつかむ の感想
参照データ
タイトル | 統計思考入門 ― プロの分析スキルで「ひらめき」をつかむ |
発売日 | 2014-04-10 |
製作者 | 水越 孝 |
販売元 | プレジデント社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 経営学・キャリア・MBA » 資格・就職・MBA » MBA(経営学修士) |
購入者の感想
実際の例をもとに、調査の過程と分析の流れを紹介した本。「そんな感じで調査をしているんだ」ということが広く浅く分かる。数式はほとんど出てこず、難しい理論の説明もないため、2時間もあればサラッと読める。「統計の思考」を学ぶ本ではなく、統計を用いた調査の流れと、その調査で使われる手法のエッセンスを知る本である。市場調査がどんな風に行われているのか知りたい人、あるいは統計の初歩的知識を身に着けた後、実際の調査について広く浅く知りたい人にはおススメする。
タイトルをみてamazonで予約して購入したが、期待していた「統計的な思考を学ぶための本」ではなかったのが残念だった。著者が調査会社の社長であることを考えれば、当然といえば当然な本の内容ではあるが、どんな情報をもとに考えるのか、普段からどんなことに注意を払っているのかなど、もっと「思考」自体に焦点を当てた深い内容を期待していた。
とはいえ、本の帯にある言葉(最終章の最後のページで「最後に一言だけ」と言って書かれている内容)が、この著者の考えであるとすれば、期待していた「統計的な思考を学ぶ」という発想自体がナンセンスだったのかもしれない。
※以下がその内容
「たとえば、ある調査において30パーセントという数値が得られたとします。これを多いと読むか、少ないと解釈するか。そこに判断者の経験、知見、価値観のすべてが凝縮されます。
判断者が考える「ありたい未来の姿」そのものの価値が問われているといってもよいでしょう。」
「統計」を軸にした「思考」ではなく、判断者の「思考」において「統計」を用いる。統計的な調査を鵜呑みにするのではなく、導かれた結論の背景にある「思考」こそが注意を払うべき対象なのかもしれない。期待した内容とのずれはあったものの、「はじめに」や「最後の一言」は参考になった。
タイトルをみてamazonで予約して購入したが、期待していた「統計的な思考を学ぶための本」ではなかったのが残念だった。著者が調査会社の社長であることを考えれば、当然といえば当然な本の内容ではあるが、どんな情報をもとに考えるのか、普段からどんなことに注意を払っているのかなど、もっと「思考」自体に焦点を当てた深い内容を期待していた。
とはいえ、本の帯にある言葉(最終章の最後のページで「最後に一言だけ」と言って書かれている内容)が、この著者の考えであるとすれば、期待していた「統計的な思考を学ぶ」という発想自体がナンセンスだったのかもしれない。
※以下がその内容
「たとえば、ある調査において30パーセントという数値が得られたとします。これを多いと読むか、少ないと解釈するか。そこに判断者の経験、知見、価値観のすべてが凝縮されます。
判断者が考える「ありたい未来の姿」そのものの価値が問われているといってもよいでしょう。」
「統計」を軸にした「思考」ではなく、判断者の「思考」において「統計」を用いる。統計的な調査を鵜呑みにするのではなく、導かれた結論の背景にある「思考」こそが注意を払うべき対象なのかもしれない。期待した内容とのずれはあったものの、「はじめに」や「最後の一言」は参考になった。