ArduinoとMATLABで制御系設計をはじめよう! (Physical Computing Lab) の感想

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参照データ

タイトルArduinoとMATLABで制御系設計をはじめよう! (Physical Computing Lab)
発売日販売日未定
製作者平田光男
販売元TechShare
JANコード9784906864003
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 工学 » メカトロ・ロボット工学

購入者の感想

本に書いてある説明はある特定のバージョンに依存しており、現行のソフトではほとんど役に立ちません。また、説明もWindows版のみでMac版については記載がなく、Windowsの方法では動きません。本に書いてあることを行うにはネットにある情報(すべて英語)をもとにいろいろインストールしたり準備が必要なのですが、Matlab 2015aではエラーが多発して全くうまく行きません。もうすでに諦めかけており、お金を盗まれた気分です。

Arduinoと,別売りのキット,それにMATLABを使って
実験を行う,という主旨の本で,内容自体は,面白いものです。

しかしながら,MATLABを使用することが前提ですので,
MATLABが身近に使える環境にある人には良いのですが,
そうでない人には,まずMATLABの入手で躓きます。高いですからね。
身近にMATLABが使えない人は,内容をよくご確認の上,
購入されることをお勧めします。

あと,殆どの実験ではArduinoはMATLABのADあるいはDAコンバータ
としての役割しか与えられていませんので,Arduino「で」制御する,という
ことにはなっていません。

また,冒頭でDCモータの速度をPID制御実験をする,という
項目があるのですが,その際,ジーグラー・ニコルスの限界感度法
をパラメータ設定に使っています。

しかしながら,DCモータの速度と印加電圧の関係は簡易的には1次遅れ系で,
むだ時間の含まれる系でもありません。
つまり,限界感度法に必要な,P制御における定常振動は理論的には現れないように思います。
この本では定常振動が現れることを前提に書かれているのですが,
それがどのような背景によるものか示されていないようでしたので,残念でした。

この本は、Arduino(UNOまたはMEGA)とmatlab/simulink(2010a以降、学生版ok)を使って
実験を行いながら制御の基礎を学ぼうという内容です。
(matlabのバージョンは2012aでなくても2010aで実験することは可能)
PID制御、2自由度制御などの古典制御から最適レギュレータなどの現代制御を学べます。
学生の方、制御初心者の方、制御を勉強したけど実機を動かしたことが少ないという方にお勧めです。

この本と同じ実験をするには実験キット(1万2600円)を購入する必要があります。
実験キットを買えば電気回路の知識がなくても回路を組めて実験できます。
ただ、実験キットの中にはブレッドボードやジャンプワイヤ、カーボン抵抗など
電子工作を少しかじった人なら誰でも持っているパーツが多く含まれているので、
実験キットを買わなくてもモータなどの足りないパーツだけ買ったほうが安く済みそうです。

Arduinoを使えるようになりました。満足。MATLAB+SIMULINK 2012aが使える環境がないといけない。
紹介してあるサイトの学習キットとArduinoを買えば、面白い演習ができます。
興味がある方は購入してみては、Arduinoはいろいろやれそうです。

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