一万年の進化爆発 文明が進化を加速した の感想
参照データ
タイトル | 一万年の進化爆発 文明が進化を加速した |
発売日 | 2013-10-24 |
製作者 | グレゴリー コクラン |
販売元 | 日経BP社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
人類を襲った選択圧は人類の生み出した文明そのものであった。最後には「遺伝的に頭の悪いやつはどうにもバカのまま」とも取れる結論は、過激だが確かな論理に裏付けされ、躍動感のある訳文ですんなりと受け入れられる。
では400年の鎖国を経た日本人はどうか。集団の平均値が違えば天才の絶対数も違うという主張はやや強引さもあるが、近隣諸国のノーベル賞受賞者数比を考えればそれなりに合うような気もする。
飢饉や疫病が頻繁に起こっていた近代までに比べ、現代における生物学的な淘汰圧は下がっているだろうか。アフリカではHIVに対する完全抵抗を持つ人類が生まれ、インドの抗生物質汚染が生み出したスーパー耐性菌がアメリカの病院を襲う。我々は今でもその変化の渦中にあると認識させられる。
では400年の鎖国を経た日本人はどうか。集団の平均値が違えば天才の絶対数も違うという主張はやや強引さもあるが、近隣諸国のノーベル賞受賞者数比を考えればそれなりに合うような気もする。
飢饉や疫病が頻繁に起こっていた近代までに比べ、現代における生物学的な淘汰圧は下がっているだろうか。アフリカではHIVに対する完全抵抗を持つ人類が生まれ、インドの抗生物質汚染が生み出したスーパー耐性菌がアメリカの病院を襲う。我々は今でもその変化の渦中にあると認識させられる。