いつか恋に落ちる君へ (クロスノベルス) の感想

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参照データ

タイトルいつか恋に落ちる君へ (クロスノベルス)
発売日販売日未定
製作者いとう 由貴
販売元笠倉出版社
JANコード9784773086850
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ボーイズラブノベルス

購入者の感想

完全にタイトル買いしました。
印象に残るタイトルでした。
が、内容は印象に残るというよりは、「かっこ良すぎる攻めが天然な受けに振り回される」展開。
このかっこ良すぎる攻めが、外人貴族の年上金持ちというまさに王道ストーリーの攻めなだけに、その振り回され方がちょっと滑稽に感じてしまいました。

オーストリアのウィーンに留学できた学者肌の受け春希と、彼が通う図書室を所有している攻めクラウス。
私欲がなくて天然部分がある春希に好感を抱くもともとゲイのクラウス。
でも、春希の私欲のなさにむかついた友人が、ちょっと二人の仲にぎくしゃくした雰囲気を作り出してしまったことで、春希はクラウスを嫌な意味で意識しだして……

BLにありがちな、ヘテロでも最初から相手に好感を抱いて自然に……という展開ではないです。
春希が最初はかなりクラウスに対して抵抗を感じいるのに、それがいろいろなことがあった末に、クラウスに「恋に落ちる」
その過程が新鮮でした。

でもその裏側で、クラウスはかなり最初からメタメタに落ち込んだり、いろいろあるわけで、凛々しいお貴族様のその様子が、ちょっと個人的にはしっくりきませんでした。
その分、そんな高貴な方でも年下の日本人のために悩むんだという親近感はばっちり湧いてきました。

クラウスに遊びの部分がないので、余計に春希にパすっと降られるところが切なく感じてしまいました。

エロ面で言えば、合意でも合意じゃなくても、かなりアツイです。
合意じゃない部分から始まり、最後はもちろん合意のアツアツエロなんですが、どれも飽きない工夫があって、楽しめました。

特にクラウスの性欲の強さは、大満足。
時間の長さではなく濃さが伝わってくるねっとりガンガン系で、ここはおススメです。

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