バッハ:ミサ曲 ロ短調 の感想
参照データ
タイトル | バッハ:ミサ曲 ロ短調 |
発売日 | 2017-10-25 |
アーティスト | ヘレヴェッヘ指揮 コレギウム・ヴォカーレ ゾメル(ソプラノ) |
販売元 | キングレコード |
JANコード | 4988003509910 |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » オペラ・声楽 |
購入者の感想
このCDは1969年に来日したカール・リヒターとミュンヘン・バッハが演奏した3回の「ロ短調ミサ」の3回め、5月9日に東京文化会館で演奏されたものであるそうだ。団塊の世代の私は、聞きに行くお金も時間もなかったが、この演奏を聞いていると聴衆の熱気が演奏者に伝わり、その演奏者の熱気がまた聴衆の熱気を呼び・・・名演になっている。最近、スピーカーを大型のホーン型にしたが、この演奏を聞くと血湧き肉踊る感に誘われる。特にトランペットの響きが素晴らしい。SACDで発売された限定版も良い演奏だが、良い音楽(演奏)は演奏者と聴衆が作るものを地で行っている。録音も非情に良い。
最近、このCDと音原が同じで、ドイツ・グラモフォン(DGG)でプレスされたCDを入手した。両者を聴き比べると興味深い。原音に忠実なのは日本製だが、DGG製の方がより宗教的(リヒターの他の盤と同じ傾向の音作り)である。両者を聴き、この日の演奏が語り継がれるように、西洋or東洋、キリスト教or非キリスト教などという立場を超えて、本当に名演であると言う感を深くした。演奏はたぶん、リヒターの“最高傑作”と言えるものである。ほかの方のレビューにある“明るいバッハ”は原音に忠実なだけだと判った。
最近、このCDと音原が同じで、ドイツ・グラモフォン(DGG)でプレスされたCDを入手した。両者を聴き比べると興味深い。原音に忠実なのは日本製だが、DGG製の方がより宗教的(リヒターの他の盤と同じ傾向の音作り)である。両者を聴き、この日の演奏が語り継がれるように、西洋or東洋、キリスト教or非キリスト教などという立場を超えて、本当に名演であると言う感を深くした。演奏はたぶん、リヒターの“最高傑作”と言えるものである。ほかの方のレビューにある“明るいバッハ”は原音に忠実なだけだと判った。