ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~ [DVD] の感想

　ジェームス・ブラウン（以下：JB　とする）の凄さは、映画「ブルース・ブラザーズ」で見て「うわ！カッコ良い！」と思ったのが、出会いでした、JB は、マイルス・デービスの様な「裕福な家庭」で育っておらず、両親は、夫のDVにより、母親が、逃げてしまい、父親に育てられた。この当時の多くの黒人アーティストは、皆、それを苦労して這い上がってきた苦労人ばかり。　JB も背広の上着を盗んで、監獄行き・・・しかし、そこで黒人のコーラス隊の実演を見て、「俺もああゆう風になりたい！」と感じ、出所後に、コーラス・グループの中に入れてもらい、頭角を現しはじめる。最初は、単なるグループの一員ですかなかったのが、あるプロモーターと出会い（「ブルース・ブラザーズ」の一員「ダン・エイクロイド」なのが嬉しい）、彼だけの魅力を感じ、レコードを作るのだが、ラベルにはＪＢ ＆コーラスという様な表現となっており、それがきっかけで、メンバーとは、分かれ分かれになってしまう！　
　そんな苦労を幾度も味わい、出会いと別れの辛い人生を歩んで最後には、頂点に到達する。有名な「アポロ・シアター」でのライブも再現されているのだが、歌はＪＢ 本人の録音を使い、踊りは、ムーン・ウォークの「マイケル・ジャクソン」よりも早い足の動きで、床から浮き上がっている様な凄さには、俳優もかなり苦労したと思う。
　最後に最初は、ア・カペラで歌いだし、バックバンド＆コーラスが加わって行くシーンには、文句なく「感動」しました。
　脚本が今一、ありきたり、という感じ方を持っている人もいるようですが、私は、ＪＢ 入門編として、これまで、ＪＢ を聴いていない人にお勧めしたい。
　というわけで、私は、文句なく満点を付けます！　ＪＢ かっこいい！！