スペシャリスト3人が解析する零戦と栄発動機 (エイムック 3162) の感想
参照データ
タイトル | スペシャリスト3人が解析する零戦と栄発動機 (エイムック 3162) |
発売日 | 2015-07-21 |
販売元 | エイ出版社 |
JANコード | 9784777936946 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 軍事 » 兵器・戦闘機 |
購入者の感想
元ホンダのエンジニアの方が解説とあったので購入してみましたが
おそらく実物を見ての解説では無いかなと
渡された画像見て解説してられるように見受けられました
解説内容にもおや?っと首傾げたくなるところがあります。
おそらく実物を見ての解説では無いかなと
渡された画像見て解説してられるように見受けられました
解説内容にもおや?っと首傾げたくなるところがあります。
コアな大戦機ファンなら、筆者のラインナップを見るだけで、内容のクオリティは確保
されていると判ると思いますが、期待を裏切らない1冊です。
先日、里帰りして所沢で公開された、世界唯一のオリジナル栄発動機搭載の零戦52型
(中島製5357号機)の、レストア作業の詳細写真解説から始まりますが、エドワード・マロニー
氏の元で初回の復元作業を行ったときには、まだ設計者の堀越二郎氏が存命で、図面提供
(*)まで全面協力されたというだけあって、疲労した部材を新造しつつも、いかにオリジナルに
近い状態での復元・飛行可能化が行われたか良く判ります。
(この1冊にはあまり触れられていないのですが、この61-120機は右翼下面にやや目立つ凹み
変形があるのですが、これは当時の部材を使った故、と別文献にあります)
実際の担当パイロットの談話でも、「非常に操縦がし易く、400km/Hrまでの格闘戦なら、まず
どんな戦闘機との空中戦でも負けないだろう」とのお墨付き。実際、52型はデータシートを見る
と、初期型より上昇力が向上している上に、意外に上昇限度高度が高いのです。
ある意味、お約束の、現状フルレストア(新造に近いものも)済みでエンジン換装した飛行可能
機の紹介もあります。
圧巻なのは、現在、リバースエンジニアリングで忠実に「準新造・復元」中の32型(数機を基に
しているが、銘盤は三菱3143号機)の詳細です。この機体の復元作業中に緻密な取材がされ
ており、実機製造の再現ともいうべき部品・機体構造の繊細さが美麗な写真で見られます。
しかも、この機体用にオリジナルで整備されている、栄21型エンジンの分解写真が迫力です。
(ちなみに、61-120号機は栄31型甲というこれまたレア(?)なオリジナルエンジンですが)
更に、この栄21型エンジンの分解部品の写真の見事さもさることながら、筆者の一人、野原氏
らしいオイル系統の巧妙な循環ライン等のイラストが貴重です。部品写真や構造図は、かなり
されていると判ると思いますが、期待を裏切らない1冊です。
先日、里帰りして所沢で公開された、世界唯一のオリジナル栄発動機搭載の零戦52型
(中島製5357号機)の、レストア作業の詳細写真解説から始まりますが、エドワード・マロニー
氏の元で初回の復元作業を行ったときには、まだ設計者の堀越二郎氏が存命で、図面提供
(*)まで全面協力されたというだけあって、疲労した部材を新造しつつも、いかにオリジナルに
近い状態での復元・飛行可能化が行われたか良く判ります。
(この1冊にはあまり触れられていないのですが、この61-120機は右翼下面にやや目立つ凹み
変形があるのですが、これは当時の部材を使った故、と別文献にあります)
実際の担当パイロットの談話でも、「非常に操縦がし易く、400km/Hrまでの格闘戦なら、まず
どんな戦闘機との空中戦でも負けないだろう」とのお墨付き。実際、52型はデータシートを見る
と、初期型より上昇力が向上している上に、意外に上昇限度高度が高いのです。
ある意味、お約束の、現状フルレストア(新造に近いものも)済みでエンジン換装した飛行可能
機の紹介もあります。
圧巻なのは、現在、リバースエンジニアリングで忠実に「準新造・復元」中の32型(数機を基に
しているが、銘盤は三菱3143号機)の詳細です。この機体の復元作業中に緻密な取材がされ
ており、実機製造の再現ともいうべき部品・機体構造の繊細さが美麗な写真で見られます。
しかも、この機体用にオリジナルで整備されている、栄21型エンジンの分解写真が迫力です。
(ちなみに、61-120号機は栄31型甲というこれまたレア(?)なオリジナルエンジンですが)
更に、この栄21型エンジンの分解部品の写真の見事さもさることながら、筆者の一人、野原氏
らしいオイル系統の巧妙な循環ライン等のイラストが貴重です。部品写真や構造図は、かなり