[アトキンソン版引き寄せの法則3] 秘技キバリオン&エメラルドタブレット あなたのメンタルを《アルケミスト》へと変容させるマスターコース (アトキンソンシリーズ) の感想

1908年にアメリカで発表された引き寄せの法則の名著が、本書です。
これは3部作のラストにあたる本なのですが、かなり思い切った内容の本となっています。
古代エジプトに生きたと言われる謎の人物【ヘルメス・トリスメギストス】の語録を元に、壮大かつ神秘的な宇宙論が展開されています。
引き寄せ関連の本でここまでその奥義を詳しく書いた本は非常に少なく、かなり貴重な本だと断言できます。
一般的に【引き寄せの法則】として定着した、イメージトレーニングと現実的な努力という二つのスキルの背後には、このように古代から連綿と繋がる壮大な宇宙論が隠されているのです。
ここに描かれたのは、いわゆる【第一のエメラルドタブレット】に関してですが、その他にも【第二のエメラルドタブレット】という文書も存在していて、それらも日本語訳が出版されています。
私が持っているのは竜王文庫版ですが、その他にも霞ヶ関書房からも出版されています。
やはり21世紀という時代は、20世紀とは全く違う時代なのでしょう。
20世紀の近代科学的世界観においては完全に否定されていた引き寄せの法則やエメラルドタブレットが、以前とは全く違う意味でもう一度注目されて来たのは、やはり時代の変化としか言いようがありません。
かつてボブ・ディランが歌ったように、時代は必ず変わって行きます。
そんな変わり行く時代における一種の羅針盤として、本書のような引き寄せ関連の本は絶対にオススメできると思います。
という訳で、かなり高度な引き寄せの法則を描いた一冊。
興味がある方には、是非オススメします。
面白いですよ(笑)

まず、読んで頂きたい。読んでみて理解不能であれば、アトキンソン版だけでなく様々な方の｀引き寄せ本’を読まれる事をお勧めします。この本を読んで府に落ちる事がある方ならば、すでに｀引き寄せ’の力を実感なさってるはずです。抽象的表現も多く、この手の本を多読してなければ一発でわかるような内容ではないですが、これぞまさに、『わかる人、わかろうと努力する人にわかればよし』とする、キバリオンの秘技そのものと思われます。

『メタ・シークレット』なる本が、書店に山積みになっていた時期がありましたが、あの本の内容をより原書寄りに記した本です。
魔術師と呼ばれた人々がいた頃の、古代哲学のかおりのする本なので、私としてはこちらのが、本としての奥行きは感じます。

良書です。