おつかいまなんかじゃありません (ポプラ物語館) の感想

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参照データ

タイトルおつかいまなんかじゃありません (ポプラ物語館)
発売日販売日未定
製作者柏葉幸子
販売元ポプラ社
JANコード9784591129302
カテゴリジャンル別 » 絵本・児童書 » 読み物 » 童話・文学

購入者の感想

まゆは、公園でであった黒ずくめのおばさんから伝言を頼まれ、「マギリカディはこられません」と売店に告げにいったとたん・・・・ふしぎな岩山の世界へとばされます。

さっきの魔女のおばさんの「おつかいま」とみなされて、「しつじのおじさん」に案内され、ドラゴンのマダムのお相手をつとめることに。

「おつかいま」とは初めてききましたが、要するに「使い魔」(familiar)。これが「お使いをする」というほうの意味とまぜて使われて、まゆはドラゴンのために、ももたろうの絵本を朗読したり、へんな楽器を弾かされたり、マンモスハリネズミピーチのジュースを飲まされたり。

この著者の作品のたのしさは、ひとつは全然ストーリーの先が読めなくて、新鮮なこと。そしてもうひとつは、それなのに、ちょっとなつかしい世界、見たことのある世界が、うまくかすっているので、はだなじみがよく、どんどんひきこまれること。

 魔女なのに、子どものまゆを代わりにお見舞いにやる。リドル(謎)という名のドラゴンが住んでいるのに、しつじは「みずのさん」。桃太郎のお話?と思うと、ハリネズミピーチ(ちょっとロアルド・ダール?)
 知っているなつかしいものが、ナンセンスなものと組み合わされたり、意味を少しひねられたりして、目がさめるように生き返ります。
 そのモザイクかげんがいつも絶妙、終わりもぜったい外れない(ワンダーな)地点に着地。

 わたしもマギリカディに「派遣」されたくなりました。

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ポプラ社から発売された柏葉幸子のおつかいまなんかじゃありません (ポプラ物語館)(JAN:9784591129302)の感想と評価
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