デジタルカメラマガジン2017年7月号 の感想

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猫の特集につられて購入しました。
特集は全50ページあるので読み応え充分です。

いろんなカメラマンが猫を撮影するテクニックを解説しているのですが、実際に参考になったのは岩合光昭さんのインタビュー記事でした。

岩合さんがおっしゃっている、「写真を撮るときに猫の気持ちを考えてみること」というのは、どんなテクニックよりも重要だと思いました。

最近のデジタルカメラマガジンは、やたらとテクニックの解説をしたがりますが、テクニックだけでは良い写真は撮れないと思います。

趣味か職業かを問わず、写真に真剣に取り組んでいる人は、写真を撮る歓びや、写真を見る楽しさ、写真で伝えることの難しさに日々直面しているはずなのに、そこに目を向けず表面的なテクニックのことばかり語っても仕方ないと思います。

ただ、企画力に乏しい同誌としては、珍しく冒険した号なので、新たなことに挑戦した姿勢は高く評価したいです。

ここ最近の特集は同じ内容の繰り返しで、書店で手に取る気にすらなりませんでしたから。

今号がヒットして、暗黒の無限ループから抜け出す足がかりになったらいいと思います。

2015年2月号　特集「カメラとレンズの疑問108」
2015年7月号　特集「カメラとレンズの疑問108」
2016年1月号　特集「カメラとレンズの疑問108」
2016年8月号　特集「新カメラとレンズの疑問108」

2016年2月号　特集「写真家50人のレンズテクニック」
2016年7月号　特集「写真家50人に聞きました」

2017年1月号　特集「明日から使えるプロの技99」
2017年8月号　特集「明日から使えるプロの技99」（次号）