夏目友人帳 22 (花とゆめCOMICS) の感想

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参照データ

タイトル夏目友人帳 22 (花とゆめCOMICS)
発売日2017-09-05
製作者緑川ゆき
販売元白泉社
JANコード9784592193722
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

一つの方向性に偏った話ではなく、友人との友情、妖との交流、
様々な問題解決も絡めつつ、主人公の視点も変えて、
バランス欲エピソードが配置されている辺り、心憎い22巻。
ニャンコ先生の優しさ、思いがけない的場さんの行動、
不可思議に遭遇していても、微妙な所で危うさから逃れ、
柔らかな流れがもたらされる物語の展開に、いつもホッとして救われる。

さて、今回の話も切ないものばかり。妖が大切にしている定宿の紅葉、見たいなあ。
夏目の友情が暖かく報われている反面、レイコさんの世界は寂しく哀しい。
優しいのに人慣れしていない不器用なレイコさんの人間としての短命な、
そして逆に長命と言っていいのか「友人帳」の行く末を思うと、
ちょっとやり切れない。
ラストの的場さん、凄かった。こんな風に描く作者もスゴイ。

友人帳のはじまりが、想像していたような話とは全然違っていて、切なくて愛おしいお話でした。
他にも、紅葉が出てくるお話あり、秋の夜風を感じるような西村メインのお話ありで、今の季節にぴったりです。
特別編が2編も入っていて、今回も素敵な一冊です。

の巻。
老舗旅館の怪異現象からのホロリは安定の夏目路線。
夏目・タキ・田沼の絆が回を重ねるごとに、本当に亀の歩みで近づいていくのがとても心地良い。
遅くもなく、早くもなく、人の絆の深まり方ってこうだよな、と思わせてくれます。

ニャンコ特別編もあり。
ニャンコと子供の交流とか、卑怯な程可愛くて萌え転がる。アニメで見たい。
しかし可愛いだけではないのが夏目友人帳。
台詞も無く、笑ってんだか何だかよく分からない無表情なニャンコ先生の感情をいちいち推察したくなる素敵なお話。
特別編を重ねるごとに、ニャンコ先生の考え方にも変化があって面白い。

そして密かにファンが多いだろう、珍しい西村回。
主役は西村で、夏目は脇から真に迫っていく、少しハラハラな回。
人に想像出来ない妖怪の行動を描くのがこの作者は本当にうまいです。先が読めない。

そしてもう一つ特別編、的場回。
不気味な雰囲気がよく出ています。あれだけ住んでいて今更無人駅を発見する田舎って、夏目はどんな所に住んでいるんですかね。

毎度高クォリティって本当に凄い。
ハズレだった巻なんて一冊もない。
レビューなんて無くてもきっとみんな買い続けてるんだろーなー。

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