裁判官の品格 の感想
参照データ
タイトル | 裁判官の品格 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 池添 徳明 |
販売元 | 現代人文社 |
JANコード | 9784877985653 |
カテゴリ | 社会・政治 » 法律 » 暮らしの法律 » 法律入門 |
購入者の感想
裁判というと、自分から遠い世界のように感じていた。
今回、良い機会をいただき、この本を手に取った。
が、不勉強で裁判の仕組みも何もわからず、新聞や雑誌を読む程度の知識でこの本のページを捲ってみた。
……「裁判官も人間」「完璧とは程遠い」
読み終えてすぐの感想である。
勝手なイメージでは「裁判の判決はほぼ正しいものだろう」と考えていたがそれは裁判官の裁量、力量、人格……多くの要素が関与しているだと恐ろしささえ感じた。
決して表面的な事象を追っている本ではない。13名の裁判官の過去の判決から内容から、裁判官の人となりまで、著者が時間をかけて丁寧に調べ上げ書き上げた良本。
つまらない小説を1冊読むのだったら、「事実は小説よりも奇なり」と本書を1冊読むことをおススメする程(だからこそ、事実は恐ろしいのだが)興味深い内容である。
……読後……
先般「袴田事件」がマスコミで取り上げられていましたが……著者のあとがきに次のような言葉がありました。
「心理や判決や決定はもちろん令状の発行も含めて、裁判官がチェック機能を働かせていないから、不幸な冤罪が生まれるのです。裁判官が冤罪をつくるといってもいい。逆に言えば、裁判官がしっかりチェック機能を働かせていれば冤罪の多くは防げるはずです。」
今回、良い機会をいただき、この本を手に取った。
が、不勉強で裁判の仕組みも何もわからず、新聞や雑誌を読む程度の知識でこの本のページを捲ってみた。
……「裁判官も人間」「完璧とは程遠い」
読み終えてすぐの感想である。
勝手なイメージでは「裁判の判決はほぼ正しいものだろう」と考えていたがそれは裁判官の裁量、力量、人格……多くの要素が関与しているだと恐ろしささえ感じた。
決して表面的な事象を追っている本ではない。13名の裁判官の過去の判決から内容から、裁判官の人となりまで、著者が時間をかけて丁寧に調べ上げ書き上げた良本。
つまらない小説を1冊読むのだったら、「事実は小説よりも奇なり」と本書を1冊読むことをおススメする程(だからこそ、事実は恐ろしいのだが)興味深い内容である。
……読後……
先般「袴田事件」がマスコミで取り上げられていましたが……著者のあとがきに次のような言葉がありました。
「心理や判決や決定はもちろん令状の発行も含めて、裁判官がチェック機能を働かせていないから、不幸な冤罪が生まれるのです。裁判官が冤罪をつくるといってもいい。逆に言えば、裁判官がしっかりチェック機能を働かせていれば冤罪の多くは防げるはずです。」