劇場アニメーション「雲のむこう、約束の場所」 [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトル劇場アニメーション「雲のむこう、約束の場所」 [Blu-ray]
発売日2008-04-18
監督新海誠
出演吉岡秀隆
販売元コミックス・ウェーブ・フィルム
JANコード4560107150290
カテゴリ » DVD » ジャンル別 » アニメ

購入者の感想

戦後日本は分断され、蝦夷(北海道)はユニオンに支配されていた。
そして、塔が蝦夷に建設された。

青森に住む中学生、藤沢浩紀と白川拓也は飛行機を自作し、塔に行くことを目指し、
ヒロインの同級生、沢渡佐由理にその事を伝えた。

なぜ塔の状態と沢渡佐由理の状態はシンクロするのか。
最後まで明かされない。

本作品をみた時、
最初私はご都合主義的で不満を感じた。

しかし、私は現実的に考え過ぎていた。

塔は思春期の青年が直面する壁の象徴であり、
壁を乗り越えるプロセスが描かれている、
と想像して考え直してみると、
とても魅力的な作品に思えるようになった。

さんざん描かれているテーマであるにも関わらず、
藤沢浩紀・白川拓也・沢渡佐由理の3人の若々しさやひたむきさ、
壁を乗り越えるために用いられた飛行機の疾走感などによって
既視感を抱かせなかった。

思春期は、なんでも自分中心の天動説の世界観から
そうではないと気付いた地動説の世界観へと
大転換が生じる時期でもある。

そう考えると、
謎が解明されるためにはユニオン側の視点が必要で、
天動説の真っ最中にいる3人の視点からでは
謎が解明されないのは当然であり、
3人を忠実に描いているとも言える。

また、謎が解明されないことに不満を感じるのは
私が地動説にいるおじさんだからと思うと
少し悲しくなった。

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