人肌牡丹 [DVD] の感想

天下の美女山本富士子が七変化を披露します。あるときは町娘深雪、あるときは虚無僧、あるときは芸者小鈴、あるときは緋牡丹お雪、あるときは若衆仙谷右近、またあるときは加賀藩の姫君。しかしてその正体は？　

深雪の家に転がり込んだ男は重傷を負っていました。男を追ってきた侍は無情にも深雪の母を斬り伏せます。母は深雪に鈴を渡し、加賀へ行けと言って事切れました。加賀藩に何やら変事が起ころうとしている。深雪は虚無僧姿に身をやつし百万石の城下百万石にのりこみますが、さまざまな危難が待ち受けていました。しかし、十六夜の源三（市川雷蔵）と名乗る神出鬼没の男があらわれては深雪を助けます。ただの遊び人とは思えない源三の正体は？

荒唐無稽な紙芝居と言ってしまえば身も蓋もないが、かつて絶大な人気を誇った山本富士子、市川雷蔵のコンビがはなつ楽しい娯楽作品です。オールドファンには懐かしい。