Canon imageFORMULA DR-M160 A4対応 CISセンサー カラーモノクロ60枚/分 給紙枚数60枚 重送軽減リタードローラー採用 の感想

■短所
・価格が高い
市場価格でScanSnapの3倍ですので個人購入は慎重に。
・カラースキャン時の色合いがおかしい
カラースキャンすると色合いがかなり明るい結果になっていました。
ただし、ドライバの更新で正常な結果が出力されたようになり、現在は特に問題ない状態です。

■長所
・メンテしやすい
フロントカバーが90度近く開くので掃除しやすいです。
・付属ソフトで細かい設定が可能
そのぶん使い始めるまでは設定を試行錯誤して自分にとって最適の設定を調べる必要があります。
・大量に一度にスキャン可能
給紙枚数60枚となっていますが、ソフトウェア側で制限をかけているわけではないので連続して給紙すれば枚数を気にせずにスキャンできます。
ただし、高速にスキャンするためにはそれなりのマシンスペックが必要。読込条件とHDD/メモリの状況によっては読込が引っかかります。

■その他
・ゆがみについて
一部で報告されているような縮みは私の場合は見られません。文章も問題なくスキャンできています。
これまでScansnap s500およびs1500を使ってきて、原稿の一部が激しくゆがむ現象に常に不満を持っていましたが、DR-M160には大変満足しています。

・交換部品
交換部品のローラーは交換目安20万枚となっていますが、紙質によってはもっと早く劣化します。
個人的な体験ですが、漫画雑誌のようなざらついたものの場合、7万枚程度でローラー中央部がつるつるになり、紙送りに支障が出ました。
交換部品は市場価格で8000円から9000円ほどです。
集中してすり減るのは左右ローラーの中央よりですので、応急処置として、ゴム部品を軸から取り外し、左右入れ替えることで凌ぐこともできなくはありません。（当然自己責任ですが）

・ローラーの掃除
紙送りはローラーによってかなり強めに送られます。