41歳からの哲学 の感想
参照データ
タイトル | 41歳からの哲学 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 池田 晶子 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784104001064 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 哲学 |
購入者の感想
死は恐怖だった。しかし“人は生きて死ぬ。”と、繰り返されているうちに、死の恐怖が消え、生きることの問いに変わった。
とにかく死について書かれている。死に方上手のテロリスト。死ぬことを忘れている現代人。死体は見えるが、死は見えない…..などなどである。
“人は生きて死ぬ。”この最も当たり前のことが、今もわからない。科学では解けない。されど心に残った言葉があった。死刑未決囚の人の言葉である。「死を恐れず、下劣であることを恐れる。」この人は死刑を前にして、死の手錠から外れている。この人は償いを持って正しく生きようとしている。つまり、恐れるのは死ではない。恐れるのは、自らの卑しさなのかもしれない。
41歳。人生80歳なら、折り返し地点である。この作品は限りある人生を本当に生きる人のための“目覚まし時計”と言える。
とにかく死について書かれている。死に方上手のテロリスト。死ぬことを忘れている現代人。死体は見えるが、死は見えない…..などなどである。
“人は生きて死ぬ。”この最も当たり前のことが、今もわからない。科学では解けない。されど心に残った言葉があった。死刑未決囚の人の言葉である。「死を恐れず、下劣であることを恐れる。」この人は死刑を前にして、死の手錠から外れている。この人は償いを持って正しく生きようとしている。つまり、恐れるのは死ではない。恐れるのは、自らの卑しさなのかもしれない。
41歳。人生80歳なら、折り返し地点である。この作品は限りある人生を本当に生きる人のための“目覚まし時計”と言える。