ガールズ&パンツァー 劇場版Variante 1 (コミックフラッパー) の感想
参照データ
タイトル | ガールズ&パンツァー 劇場版Variante 1 (コミックフラッパー) |
発売日 | 2017-01-23 |
製作者 | 伊能 高史 |
販売元 | KADOKAWA / メディアファクトリー |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
本書の在り方は、帯に書いてある「さまざまな”想い”を濃密に描き出すVariante」という言葉が端的に表しているのではないでしょうか。本作は「劇場版をトレースした単純なコミカライズ」にあらず、劇場版のストーリーと場面展開に於けるチームや個人の内面のドラマ(=想い)の描写に焦点を当てているように思います。絵的には、見開きで一コマ使ってたり、一見して割りが分からない時もありますが、それが作者氏独特の表現方法と捉えて消化できるととても面白い。アッサムさんのダー様への独白、オケの指揮をするようなダー様の仕草、手信号を送るカチューシャの雄姿、神社に向かって礼をするノンナの表情、西さんが福田に寄せる期待、あんこうチームの最早多くの言葉を要しない連携・・・不思議と暖かい感動を与えてくれる良作だと思います。しかし、膨大なトーンの使用と言い、一コマごとの絵的な情報量はかなりあるんで、この先最後までこのクオリティが保てるかだけが心配^^;