ニーナと魔法宇宙の月 (ルナ・チャイルド) の感想

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参照データ

タイトルニーナと魔法宇宙の月 (ルナ・チャイルド)
発売日販売日未定
製作者ムーニー ウィッチャー
販売元岩崎書店
JANコード9784265061716
カテゴリ文学・評論 » 評論・文学研究 » 外国文学研究 » イタリア文学

購入者の感想

 スペインで大おばと暮していたニーナのもとに、会いに来てほしいという祖父からの手紙が届きました。身の危険を感じさせる手紙の内容が気になったニーナは行く準備をしていましたが、出発直前になって祖父が急死したことを知らされます。
 ニーナはヴェネツィアの祖父の家に行き、祖父の遺言を聞かされました。祖父は錬金術師で何らかの研究をしており、祖父の遺志がニーナに託されることとなります。

 しかし祖父の研究が何であったのか、これを知るには多くの謎を解く必要がありました。ニーナは錬金術の知識とヴェネツィアでできた友人の力を借り、少しずつ謎を解き祖父の秘密を知っていきます。
 祖父はXORAX(ゾラックス)を守ろうとしていました。XORAXというのは遠い宇宙に存在する生命体を持つ星、第六月(ルナ・シックス)のことで、ヴェネツィアに住む邪悪な錬金術師カルコンが宇宙を支配しようとこの星の力を狙っていました。

 物語の中では錬金術が魔法のように使われています。姿を変えたり、力を強くしたり、空を飛んだりと。もちろんその方法だって「銀朱(水銀と硫黄を混ぜたもの)を2時間煮詰める」とか「硫黄をスプーン1杯、ドラゴンの歯を1本、青色樹脂を8滴加え、7分4秒混ぜる」など錬金術らしい内容です。

 ものすごい早さでニーナの生活は進行します。祖父の残した謎解きから始まって、XORAXや敵の存在、XORAXへの旅。祖父の急死の謎を解きながらも宇宙旅行や時間旅行をし、敵の館に侵入して敵と対決したりと休む間もなく話が進むのです。またニーナの大おばさんが実は敵のアンドロイドであったり、本物の大おばさんを助けるためトレドに行ったりと大忙しです。

 XORAXを守る第一歩として、ニーナたちはイースター島にタイムスリップしました。どうやら今後の冒険は地球の古代文明を見ることになりそうです。またニーナの宿敵であるカルコンは残酷な男のように見えますが、その館をみると努力家のようであり憎めない部分があります。たった1冊なのにあまりに展開が早く、今後がどうなっていくのか想像もつきません。
 
 

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