L.A.ギャングストーリー [Blu-ray] の感想
参照データ
タイトル | L.A.ギャングストーリー [Blu-ray] |
発売日 | 2014-05-02 |
監督 | ルーベン・フライシャー |
出演 | ジョシュ・ブローリン |
販売元 | ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント |
JANコード | 4548967075601 |
カテゴリ | ジャンル別 » 外国映画 » アクション » 犯罪・ギャング |
購入者の感想
ウィル・フェレルの演ってる“Cool Guys Don’t Look At Explosions”という爆笑のクリップがyoutubeとかで見れます。バットマンのジョーカーも、西部警察の皆さんも恰好いい男は絶対に背後で爆発をおこしても振り向かないものなのですが、こちらの映画の主人公たちは思いっきり恰好つけているくせに、爆発がおこると全員おおっ!と振り向くのです。何てかわいい連中でしょう。もうこのシーンで私はこの映画が無茶苦茶大好きになりました。それでなくても、最近のギャング映画はプロットやら時系列やら意外な真相やらで、ひねりのある面倒くさいものばかりでしたが、この映画はひたすら直進に爆走するベタな展開に興奮が止まりません。西部劇でお馴染みの、爽快さ全快、敵のみがバンバン倒れる撃ち合いと、わざわざおっぱじまる肉弾戦。早撃ちガンマンやらナイフ投げ名人やら女たらしやら頭脳派パパといった単細胞で不器用な立ちまくりのキャラクターが大暴れする中、70年代の東映映画みたいな残酷シーンまでてんこ盛り。奴等の中学生レベルの友情物語も熱いですが、このメンバーにしても、危険にさらされる主人公の家族の葛藤も何のそので夫婦仲良く人集め。いやもう最高です。たしかに劇画みたいな映画ですので、ハードボイルドでノアールなシリアスな世界を愛する人には合わない映画かも知れませんが、こんなにストレートにこっぱずかしい恰好よさと面白さをぎゅうぎゅうに押し込めたアクション映画って久しぶりではないでしょうか。ゴージャスなエマ・ストーンもまたいいです。そしていつも以上に凶暴なショーン・ペン!