終わりで始まりの4日間 [DVD] の感想
参照データ
タイトル | 終わりで始まりの4日間 [DVD] |
発売日 | 2011-09-07 |
監督 | ザック・ブラフ |
出演 | ナタリー・ポートマン |
販売元 | 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン |
JANコード | 4988142854124 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 外国映画 » ドラマ |
購入者の感想
人生のある時期に空虚でつらい日々を過ごしたとしてもそれがけして無駄な時間じゃないってことを教えてくれる。
人生は出会いと別れの繰り返し。早々に片付けなければいけない厄介事も溜まっていく。それもみんな同じなんだと知らされる。
何が自分に足りなかったか何が一番大事だったのか…、ふと目覚めそしてそれに気づき吹っ切れてそれまでの自分を解放してやれる瞬間が誰にも訪れるものなのだ。
チョイ役の俳優では食ってゆけずベトナム料理店でアルバイトをしているアンドリュー(ザック・ブラフ)は故郷に帰り急死した母親の葬儀を終える。そのあと誘われた悪い旧友にも親しみを込めて接することもできず医者の父親にも違和感を持ち避けている自分がいる。
ここまではアンドリューと同様に観ているこっちまでああ本当に面倒くさい人間ばかりが近くにいると感じてしまう。
だが屈託のないサム(ナタリー・ポートマン)に出会いそれまで自分とは世界が違い必要がなく煩わしく面倒くさいと感じていた人との接し方がだんだん変わってゆく。自分の意思や感情をしっかり相手に伝えられるようになってゆく。
空虚だったそれまでの自分と別れ新しい自分に変わってゆく4日間を描いた映画。
いい映画というものはいつもさりげない時間の流れがある。
無駄なようでどれもこれも大切なシーンだった。