ドラゴンボール超 オリジナルサウンドトラック の感想

早くも三枚目となる住友氏によるドラゴンボールの音盤ですが、聴いていて「つまらない」というのが率直な感想です。既存楽曲の焼き直しばかりで新鮮味がゼロ。

何と言っても一番の問題は『ドラゴンボール超』という番組そのものと同様、直近でやったばかりの作品を焼き直した点にあります。何をとち狂ったのか2年前と同年に公開したばかりの映画のストーリーを使い回して薄～く引き伸ばした『超』ですが、筋書きが同じで出てくるキャラクターも同じ、加えて作曲家まで同じともなれば出来上がってくる音楽も似たものになるわけです。ならば当然ながら抱く疑問として、「何で映画の曲を使いまわさなかったの？」と言いたくなります。既存の曲は有効利用したうえで『超』向けの新曲をもっとバリエーション豊かに作ればよかったじゃないですか。ぬいぐるみ楽団のマーチなんか映画版からちょこっと弄ってほぼ同一の曲を再作曲・再録音することに何の意味があるんですかね？わざと同一のメロディを避けつつ極めて似通った曲を再度作らされる住友氏がどんな心境だったのか気になります。金の無駄だし作品の質の向上に何ら寄与しないし、やってることが全くもって意味不明です。こんなアホな企画他に聞いたこともない。