応用行動分析から対人援助学へ―その軌跡をめぐって― の感想

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タイトル応用行動分析から対人援助学へ―その軌跡をめぐって―
発売日販売日未定
製作者望月 昭
販売元晃洋書房
JANコード9784771027077
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門

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掲載されている論文は以下の7つ。
1) 観察学習と般化模倣-社会的学習への行動分析的アプローチ:心理学評論(1978). 21(3), 251-263)
2) 障害児(者)教育における行動分析的方法の意味:上里一郎(編著)(1988). 心身障害児の行動療育 同朋舎 pp.20-41
3) 聾精神遅滞者における要求言語行動の実現-施設職員におけるプロンプト付き時間遅延操作の検討-:特殊教育学研究(1988). 26(1), 1-11.
4) 「あの人はどんな気持ち?」:聾精神遅滞者のサインおよび書字による感情表現語の獲得:行動分析学研究(1989). 3, 1-20.
5) 福祉実践の方法論としての行動分析学-社会福祉と心理学の新し関係-:社会福祉学(1989). 30(2), 64-84.
6) 行動的QOL:「行動的健康」へのプロアクティブな援助:行動医学研究(2001). 7(1), 8-17.
7) 「障害」と行動分析学:「医学モデル」でも「社会モデル」でもなく:立命館大学人間科学研究(2001). 2, 11-19.

応用行動分析学というよりは対人援助学の書籍です。徹底的行動主義に基づいた書籍といってもいいかもしれません。

それぞれの論文の掲載後に、その当時の望月先生の執筆行動の背景にあったことを、対談形式で紹介されています。それぞれの論文の内容を楽しんだあとは、一人の研究者がどのような変遷を辿っていったかをあらためて確認して読むと面白いかもしれません。

注意としては対談にはそれぞれの論文の更なる解説がそれほどされているわけではありません。行動分析学を学んでいない方にはわかりづらいとろこもあるかもしれませんが、それでも6)の行動的QOLと、7)の「障害」と行動分析学は読みやすい論文でありつつ、社会に対する重要な示唆となっていると思います。

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晃洋書房から発売された望月 昭の応用行動分析から対人援助学へ―その軌跡をめぐって―(JAN:9784771027077)の感想と評価
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